今年の夏は塩スイカやアイスコーヒーの炭酸飲料など、夏を思わせる清涼飲料水のニュースで盛り上がりましたが、その真逆を行く驚愕のドリンクをコンビニで発見したのでレビューします。
乳酸菌飲料|商品情報|日清ヨーク株式会社
これまで爽やかでフルーティな微炭酸飲料は数多く発売され、好評を博してきました。しかしこれは無炭酸。しかもコーラの無炭酸という想像の斜め上を行く発想ですが、さらにはそこに乳酸菌まで投入という強烈なクロスオーバー感と行き先の不透明感。あまりのインパクトに即刻レビューを決行しました。
まずはこのパッケージ。バブル時代にはワンレン・ボディコンと表現されたであろうセクシーな美女たちが宇宙空間でくねくねポーズをキメています。コーラからも乳酸菌飲料からもなかなか浮かんでこない絵面に期待が膨らみます。
「コーラなのに乳酸菌!?」というもっともな疑問ですが、それ以前に「コーラなのに無炭酸!?」というところにツッコむべきではないでしょうか。「さぁあなたも、コーラ乳酸菌飲料で、Let's Dance!」とのことで、踊りだしたくなるであろう味にさらに期待が膨らみます。
生産元は日清食品グループの日清ヨーク株式会社。ピルクルなどの乳酸菌飲料でお馴染みの会社です。ぽっと出の企業ではありません。「開封前によく振ってからお召し上がりください」というコーラとしては前代未聞の注意書き。
グラスに注いでみました。いわゆる乳酸菌飲料の色彩に、仄かな淀みとどす黒さを感じさせる少々不吉な色合いです。もちろん無炭酸なのでシュワシュワと泡が出ることもありません。
実際に舌に乗せてみると、乳酸菌飲料独特の甘味と酸味に炭酸の抜けきったコーラのようなべっとりとした甘さが上乗せされてきます。これは踊る足も思わず止まる爽快感ゼロの不思議な違和感。酢豚にパイナップルどころの騒ぎではありません。恐らくコーラグミを食べながらピルクルを飲むことを想像していただけると一番近いでしょう。
しかもこの「無炭酸コーラ乳酸菌飲料」、大満足の500mlパック。飲んでも飲んでもなくなりません。ピルクルサイズにしておくべきでした。そしてできることならば、炭酸を入れていただくか、せめてコーラ味にするのをやめるかしていただきたかったところ。
L.がゼイ菌が生きたまま腸に届く健康飲料とはいえ、味覚の要求レベルが高すぎたのではないでしょうか。いつまでコンビニの棚を飾ってくれるのか楽しみなところです。
なお、何とこの製品、2005年に一度発売されたもののリバイバルでした。
コンビニ騒然!「無炭酸コーラ」に迫る(Excite Bit コネタ) - エキサイトニュース
この記事を見る限り、パッケージのセクシーさは間違いなくアップしています。決して諦めないチャレンジ精神には賞賛を送るしかありません。
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