「先着300万人限定で1年間無料!」と声高にうたってサービスを開始した楽天モバイル。
無料で高速通信サービスを体験できる、しかも実質0円のスマホも……となれば契約者が殺到するかと思いきや、伸び悩んでいるようです。詳細は以下から。
まず見てもらいたいのが総務省の「デジタル変革時代の電波政策懇談会(第2回)」で楽天モバイルが提出した資料。
楽天モバイルは1局あたり30~40%カバーエリアを増加したシンプルな基地局や世界初となる「完全仮想化モバイルネットワーク」を採用したことで、基地局の設備投資や運用コストを大幅に削減しました。
この企業努力によって「1年間無料」や各種手数料無料を実現しています。
しかし2020年4月の本格サービス開始から11月までの8ヶ月間で獲得できた契約数は179万。毎月22万ほどのペースで純増しており、サービス開始1年後も268万契約にとどまる見通しです。
入学シーズンや駆け込み需要を踏まえると、もう少し上振れするとみられるものの、ドコモのアハモやソフトバンクのSoftBank on LINE、そしてauの「20GB・2980円プラン」次第では伸び悩む可能性も十分にある楽天モバイル。
基地局関連コストが増加する中、「1年間無料」によって当面まとまった収益は見込めない同社ですが、契約初月から毎月ちゃんとお金を払ってくれるユーザーを獲得できるようになるのは、一体どのタイミングでしょうか。
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