高級トースターで一躍デザイン家電ブランドの仲間入りを果たし、着実にブランド価値を高めてきたバルミューダが満を持して発売したオリジナルスマホが、発売2ヶ月で投げ売りされています。詳細は以下から。
◆発売2ヶ月で19800円になったBALMUDA Phone、ただし注意点も
Buzzap!編集部に読者から提供された情報によると、都内の大手家電量販店でソフトバンクが「BALMUDA Phone」を実質1万9800円で提供しているそうです。
これはBALMUDA Phoneを48回払いで購入し「新トクするサポート」に加入すると、実質1万9800円を支払うだけで済むほか、回線契約なしでも3万円が割り引かれるというもの。MNPだけでなく機種変更や30歳以下の新規契約も対象です。
2年後に返す必要があるとはいえ、本体価格14万円の高級スマホを1万9800円で使えるというのは、かなりのアドバンテージではないでしょうか。
ちなみにここで注意しておきたいのが24ヶ月経過後。もともとの本体価格が高額すぎるため、新トクするサポートを適用して本体を可能な限り早く返却しないと、7万円(月額2985円×24回)もの残債に悩まされることになります。
◆BALMUDA Phoneをただのスマホとして見てみると……
どこにも直線のないオーガニックな形状のボディに、革製品のように使い込むと程良く劣化して味が出る仕掛けをあえて施したBALMUDA Phone。プリインストールのアプリや着信音などが作り込まれているのも特徴です。
しかしよくよく見ていくとディスプレイは4.9インチフルHD液晶と、不人気で叩き売られているiPhoneのminiシリーズよりも小さめ。3年前のCPU「Snapdragon 765」に6GB RAM/128GB ROMを備えた『型落ちハイミドル』程度の基本性能です。
3眼、4眼が当たり前となりつつある中で、4800万画素カメラ1つのみを搭載。写真撮影を楽しみたい人には物足りない仕様です。
これだけだと「デザインにこだわり、独自アプリを入れて使い勝手を良くした型落ち性能のハイミドルスマホ」で済むのですが、致命的なのがバッテリー容量。
4Gより消費電力が増えるため、5Gスマホはバッテリーが大きくなる傾向にありますが、BALMUDA Phoneは5G対応にもかかわらず、一般的な4Gスマホを大きく下回る2500mAhバッテリーしか備えていません。はっきり言って致命的です。
2年後に返却しないと7万円もの残債が降りかかるため、使い込むと味が出る仕掛けを楽しむのは難しそうなBALMUDA Phoneの投げ売り。
バルミューダの熱狂的なファンであれば、試してみるのもいいかもしれません。
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