薄さとタフさを両立するのはなかなか難しいものがありますが、本日行われているKDDIの2012年春モデル発表会では、その困難にあえてチャレンジしたモトローラ社の超薄型スマートロン「MOTOROLA RAZR IS12M」が披露されました。
「MOTOROLA RAZR IS12M」は4.3インチとかなり大型の有機ELディスプレイ(540×960ドット)を搭載したスマートフォン。最薄部で7.1mmと華奢な印象を受けますが、表面のゴリラガラス、そして背面のケブラー繊維パネルによってかなり高い強度を確保しています。
上部。3.5mmのイヤホンジャック、USBコネクタ、HDMIコネクタ。
左側面。「RAZR」は「Razor(カミソリ)」からのペットネーム。その名の通りの薄さです。
microSDカードスロットとSIMカードが入ります。
右側面。ハードウェアボタンはかなり少なめ。
ケブラー繊維の編みこみ模様が美しい背面。バッテリーは交換不可ですが1780mAhという比較的大容量のものが搭載されました。
約800万画素の背面カメラは1080pのフルHD動画撮影に対応。
背面の刻印。
以下、こんな感じで動きます。
KDDI2012年春の新機種、「MOTOROLA RAZR IS12M」のカメラを使ってみた - YouTube
KDDI2012年春の新機種、「MOTOROLA RAZR IS12M」のUIの動作 - YouTube
2011年の秋冬モデル「MOTOROLA PHOTON ISW11M」に引き続き、「WebTop」機能を搭載。
「WebTop」は別売りのクレードルを使ってRAZRをまるで普通のPCであるかのように扱うことができるというもの。重たいPCを持って歩かなくても、出先にあるHDMI端子を搭載したあらゆる液晶ディスプレイをPCに変身させることができます。つまり出張先のホテルにある液晶テレビがパソコンのモニターに早代わりするというわけ。
参考出品されていたラップトップPC型のクレードル。RAZRやPHOTONは背面でこのように接続します。クレードルの中身はバッテリーのみということで、かなり長時間動作させることが可能でうs。
接続すると、外付けキーボードやマウスで端末内のデータを移動させたりアプリを操作することが可能。エクスプローラーも使えます。元々AndroidはLinuxの派生OS「Ubuntu」から生まれたもの。ある意味先祖がえりといえます。
各機能の説明はこちらの動画をどうぞ。
KDDI2012年春の新機種、「MOTOROLA RAZR IS12M」の「WebTop」機能 - YouTube
今後はWebTopで使えるアプリの入れ替え機能なども追加していくとのこと。ブラウザから使えるWebアプリが動作するため、よりクラウドの重要性が高まっていきそうです。