「どんなLTEでも使える」という触れ込みで先日発表されたモバイルWi-Fiルーター「b-mobile4G WiFi3」が発売当日に出荷停止になったことが発表されました。
WiFi3出荷停止、本来あり得ない理由で|日本通信株式会社
日本通信のプレスリリースによると、同社は本日発売の「b-mobile4G WiFi3」を出荷停止としています。
これは同社が携帯電話各社による「SIMロック(自社のネットワークでしか端末を使えないようにする手法)」をユーザーを不当に縛っているものとして反対し、SIMロックフリーの端末を発売してきたにもかかわらず、「b-mobile4G WiFi3」にはNTTドコモのSIMロックがかかっていたことを受けたもの。
なお、SIMロックが施されていた理由として、端末メーカー側が通常の携帯電話各社に納入する際と同じ手順でSIMロックを施したものを日本通信に納入してしまったことが挙げられています。
「b-mobile4G WiFi3」本体。バッテリー駆動時間7時間、本体90グラムの軽量コンパクトモデルで価格は2万4900円です。
ちなみに「どんなLTEでも使える」というのが同モバイルルーターの売り文句ですが、対応しているLTEの周波数帯は800MHzと1.5GHz、2.1GHzの3つ。
周波数面で考えるならば、確かにNTTドコモやKDDI、ソフトバンクモバイルのLTEはカバーできるものの、イー・モバイルのLTE(1.7GHz)はカバーしていないため、「どんなLTEでも」という文言には若干の違和感があります。
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