かき氷の激戦区となった日光駅前で、話題の日光天然氷のかき氷を食べ歩いてきました

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まだまだ続く猛暑の中、5時間も並ぶほどの話題となっている日光天然氷のかき氷。地元日光の駅前は現在多くのかき氷店がしのぎを削る、かき氷の聖地とも呼べる状態になっています。ここで日光の3つの氷室のかき氷を食べ歩いてきました。

この猛暑の中、東京では3時間待ちや5時間待ちも当たり前という天然氷を使ったかき氷が大注目されています。実は天然氷を扱う氷室は現在日本に5軒しか残っておらず、そのうちの3軒、四代目徳次郎、三ツ星氷室、松月氷室が栃木県の日光に集中して操業しています。

そして、これら3つの氷室が日光市内に氷を卸しているため、日光駅前から世界文化遺産の日光東照宮へと至る道には日光天然氷を使ったかき氷を出すお店が数多く並んでいます。

ちなみに天然氷とは湧水を用い、屋外の採氷池でひと冬かけて凍らせた氷のこと。この行程は非常に繊細で、気温や天候との戦いの日々。ひと口で天然氷と言ってもそこには半年近くにも及ぶ伝統の技と工夫が凝らされています。四代目徳次郎の例を以下からご覧ください。

フードピア日光 日光 天然の氷

さて、この手間ひまかけた天然氷のかき氷、せっかくなのでそれぞれの氷室のかき氷を食べ歩いてみることにしました。出発点は東武日光駅。



標高が543mあるため、下界よりはずいぶん涼しく感じます。それでもさすがに猛暑、日差しは強烈です。



駅前にはコップ付きの水飲み場が。「日本一の水です 日光の思い出に水のおいしさを加えて下さい 日光市」との看板も。実際飲んでみるととてもふくよかな甘味があっておいしい水でした。であれば水を凍らせた氷が不味いわけはありません。期待が膨らみます。

まずやってきたのは駅から徒歩3分の「日光茶屋」。ここは松月氷室の氷を使用しています。元々は日光東照宮の敷地内で営業していたのですが、宝物殿の建設に伴い退去。先月新たに日光駅前に再オープンしたばかりです。



今回は「絶品です」とのポップに負けて黒糖黒蜜(700円)をオーダーしてみました。


やってきたのがこちら。ドカ盛りです。そしてふんわりと柔らかそうで涼しげです。


食べてみます。これがとにかく新雪のように柔らかくて味わい深い。氷の味自体をここまで意識したことはなかったかもしれません。湧水を使っているので当然といえば当然なのですが、山歩きの途中に湧き水をごくごくと飲んだような風味が口の中に広がります。そして黒糖黒蜜がその氷の味を損なわせず、自らの主張を抑えながらもしっかりと全体の味わいを引き立ててこの上なく上品な味に仕上がっています。


見た目のボリュームはすごいのですが、あっという間に食べられます。そして、天然氷のかき氷は頭が痛くなりにくいと言われますが、あのキーンとした感じは全くありませんでした。


さて、そのまま2軒目に向かいます。こちらは駅前のおみやげ屋、「さかえや 東武日光駅前店」。東京の5時間待ちのかき氷屋「ひみつ堂」で使われていることでも有名な三ツ星氷室の氷を使用しています。



ここでは一番押しの新コラボ、栃木名物いちご&日光名物ゆば豆乳味ゴージャスかき氷(550円)をいただくことに。


これはゆば豆乳味のシロップと栃木名産のいちご、とちおとめのジャムがサンドイッチ上に重なった豪華な逸品。ごろごろと挟み込まれたいちごの果肉のアクセントがなんとも言えません。



ただし、おみやげ屋なので屋外で食べることになるため、急いで食べないと溶けてしまうので注意。なお、ここは揚げゆばまんじゅうでも有名なお店。ゆばと豆乳を練り込んだまんじゅうを揚げたもので、最後にオーストラリア産天然塩を振りかけて食べるのですが、甘みと塩味のミックスが絶妙です。かき氷でひんやりした口直しに最適です。



最後に訪れたのは、ここも駅のすぐ目の前にあるカフェ風のかき氷屋さん「いっぴん」。ここで使われているのは四代目徳次郎の氷。



さてどれを食べようかとメニューを見ると、なんと栃木県民のソウルドリンクレモン牛乳(500円)の文字が。とちおとめ味はさっき食べてしまったし、もうこれはオーダーするしかありません。


そして出てきました。この色合いは間違いなくレモン牛乳!さらにその上にはヒマラヤの山頂にかかる高い雲のようにふわりと載せられたピュアな氷。店員さんからは「まずはかぶりついて下さい」との一声。


かぶりつきました。そして口の中に広がる新雪をそのまま口に入れてみた時の、子供時代の冬の記憶の奥底から湧き上がるような風味。改めて氷自体のおいしさを思い知らされます。水道水とは明らかに違う、自然の中の水を思い出させるこの味。


そして食べ進めるとそこにはあの懐かしのレモン牛乳の味。氷の深い味わいと共存しながらもレトロな甘みはしっかりと感じられますが、柔らかな雪のような食感の中ではまた新しい発見にみちていました。

ということで、わずか2時間弱の間に3つの氷室の氷を使ったかき氷を食べ歩いてみたわけですが、どれも美味しい上に全く頭が痛くならないため全然楽勝でした。かき氷屋はもちろん今回訪れた以外にもいくつもあります。下記リンクのマップからはそれぞれどの氷室の氷を使っているかも含めたかき氷屋マップを見ることができるので、自分だけのお気に入りを探してみるのも楽しいかもしれません。

日光の天然氷のかき氷 ~涼しくておいしい日光の夏~

東京からも東武線で2時間弱の日光。まだまだ続く残暑の炎天下で長い間かき氷を待つのであれば、世界遺産巡りも兼ねて日光までかき氷食べ歩きツアーに来てみてはいかがでしょうか。

【追記】
2015年版記事を掲載しました。こちらも併せて御覧ください。

天然水かき氷の本場、日光のかき氷の2015年最新情報を食べ歩いて調べてきました | BUZZAP!(バザップ!)

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