【悲報】女の子のおっぱいは、体の他の部分よりも早く年を取る

Photo by Jon Ovington

女性のおっぱいは体の他の部分よりも数年早く年を取るという衝撃の事実が最新の調査で明らかになってしまいました。

カリフォルニア大学のSteve Horvath博士の研究チームはDNAのメチル化の度合いを測定することで、細胞の年齢を正確に測定する技術を開発。その中で、女性のおっぱいの組織から採取された細胞が、実年齢より2歳から3歳早く年を取っていることが判明しました。

Horvath博士らが使用した研究方法は「DNA塩基配列の変化を伴わない細胞分裂後も継承される遺伝子発現あるいは細胞表現型の変化を研究する学問領域」とされるエピジェネティクス(後成学)

人間のDNAは年を取るごとに、部位によってメチル化の度合いが増加もしくは減少していきます。実験では胎児から101歳までの被験者から51種類、7844の組織を抽出し、どの程度メチル化されているかを測定しました。

この調査で、研究チームは全ての組織に共通なメチル化パターンを振るい落とし、遺伝子中に353箇所の、ほとんどの組織に共通にメチル化が年齢とともに増減する部分領域を発見。これらのメチル化度合いを測定することで正確な組織の年齢を測定できます。

この制度はこれまで最も正確だったテロメアの長さを測定する方法の2倍の精度をほこり、96%の確率で誤差3.6歳以内で年齢を測定できます。

この測定によって被験者の女性の組織のサンプルを測定したところ、おっぱいの年齢が実年齢よりも2歳から3歳早く年を取っていることが判明しました。逆に、男女関係なく心臓の組織は実年齢よりも9歳ほど若かったとのこと。

この理由について、女性のおっぱいは頻繁にホルモンにさらされているため老化が早く、心臓は幹細胞によって常に再生されているため若く保たれているのだとHorvath博士は考えています。女性に乳がんになる人が多いのも、この部分だけが早く生物学的な年齢を重ねてしまうからかもしれないとのこと。

この測定方法については、血液にも適用できるため、殺人事件などの犯人操作の手がかりに使うことや、組織の加齢を診断することでがん検診などにも応用できる可能性があり、DNAのメチル化が加齢の原因となるのであれば、このプロセスに干渉することで老化を遅らせることも将来的には可能かもしれないとされています。

がっかりした男子諸君も多いかもしれませんが、将来的には遺伝子的なレベルでのアンチエイジングにも繋がる可能性のある発見と言えそうです。

Women's breasts age faster than the rest of their body - health - 21 October 2013 - New Scientist

(Photo by Jon Ovington

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