同人誌即売会でおなじみの「東京都立産業貿易センター」が休館および運営終了に
世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット」の会場として利用されている東京ビッグサイトの新社長に表現規制の強化を主張する元警察官僚が就任したことを以前BUZZAP!でお伝えしましたが、今度はオンリーイベント(小規模な即売会)会場として30年以上にわたって活用されている「東京都立産業貿易センター」の休館が決定しました。
東京都立産業貿易センターの工事に伴う休館のお知らせ|東京都
東京都の告知によると、建物・設備全般の老朽化が目立つようになったことや、施設の利用形態の変化などによる利便性の向上が求められていることを受け、東京都立産業貿易センター浜松町館および台東館を順次休館するそうです。
このうち浜松町館については「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」における民間事業者による地区開発事業の一環として、現在地周辺部に建設予定の民間複合施設との合築で新施設の整備を行うため、2015年9月30日をもって施設貸出を終了予定。
また、1969年開館で長期間の運営が困難であると判断され、大規模修繕工事が実施される台頭館については2014年4月1日から休館し、2015年4月中に運営再開予定。以下のような改修が施されるとしています。
空調、電気などの基幹設備を更新し、省エネルギー機器を導入
荷物用エレベーターの改修により輸送能力を強化
催事会場としての魅力を向上させるため、展示室やエントランスなどの内装・設備を改善
展示室の多様な利用形態に対応できるよう、半室利用のためのスライディングウォール(可動間仕切り)を導入
なお、東京都立産業貿易センターが同人誌即売会場として用いられてきた歴史は古く、浜松町館は1982年ごろ、台東館は1979年ごろから、実に30年以上活用されてきたとのこと。
ほかに都内で即売会会場として利用できそうなところといえば、大田区産業会館(PIO)やサンシャインシティだと思われますが、利用できる施設の数が減れば枠の奪い合いになりかねないため、今後が気になるところです。
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