ソニーが「Xperia Z」シリーズの完成形として本日発表した「Xperia Z4」のレビューをお届けします。
外見的にはXperia Z3とあまり変わらないように見えるZ4ですが、はたしてどのような違いがあるのでしょうか。詳細は以下から。
◆Xperia Zシリーズの完成形、Xperia Z4
これがXperia Z4本体。5.2インチ、フルHD(1920×1080)トリルミナスディスプレイ、64ビットSnapdragon 810(2GHzクアッドコア・1.5GHzクアッドコアの8コア構成)、25mm広角レンズ・Exmor R for mobile採用の510万画素前面カメラ、3GB RAM、32GB ROMを備えています。
背面カメラは2070万画素Exmor RS for mobileを採用しており、電子式手ブレ補正に対応。バッテリー容量は2930mAhです。
フロントステレオスピーカーはスリム化されました。
塗装が剥がれやすいコーナー部分には透明のキャップが施されています。
上部、側面、下部はこんな感じ。待望のキャップレス防水を実現したほか、Android 5.0対応や、カテゴリー6(下り最大300Mbps)のLTE-Advancedに対応しています。
カラーバリエーションはXperia Z3と同じ4色です。
実際に触ってみたレスポンスはこんな感じ。
◆Xperia Z3と比べてみた
なお、Xperia Z4とZ3のディスプレイサイズや解像度、背面カメラの画素数・世代といった部分は基本的に同じ。画面占有率も変わらないため、一見して違いが分かりづらい人もいるかと思われますが、よくよく見ると違うところがあります。
まずは左側面。ついにマグネットケーブルでの充電端子が無くなりました。
これはキャップレス防水を取り入れたため。防水性能はそのままです。
Android 5.0を取り入れたことでUIも変更。Xperia Z4(左)とXperia Z3(右)でクイック設定ツールの呼び出し方が変わります。
また、Xperia Z4は比で0.4mm・8グラムの薄型軽量化を実現。「この程度ではほとんど変わらないのでは……?」と思っていましたが、実際に持ち比べてみると、特に重さが違うことが分かりました。
既存技術の最大約3倍の情報量を伝送可能で、ワイヤレスでも高音質な音楽再生を楽しめるコーデック「LDAC」にも対応。接続したヘッドホンの周波数特性を自動分析し、最適化する機能も備えるなど、音質面も強化されています。
そしてBuzzap!編集部で検証した結果、明らかになったポイントが「発熱面の問題をクリアした」という部分。Xperia Z3までのモデルは4K動画撮影時、発熱で5分と持たずに強制終了していましたが、10分間撮影しても全く問題ありませんでした。最新プロセッサの搭載によって、重い作業でも無理なくこなせる点は非常に大きいのではないでしょうか。
ついに発熱問題を克服、Xperia Z4は4K動画撮影時でも強制終了しないことが明らかに
一部でウワサされていたディスプレイ解像度の向上や液晶の大型化などは取り入れられておらず、あくまでXperia Z1→Z2→Z3と、着実にブラッシュアップされてきた流れをそのまま受け継いだXperia Z4。
「Xperia Zシリーズの完成形」というキャッチフレーズは、Z4を最も正確に表していると思われますが、一応の完成をみた後、Xperiaシリーズはどこへ向かうのでしょうか。
売り上げランキング: 1
・関連記事
全く新デザイン採用の「Xperia Z5」年内発表か、Z5 Ultra・Z5 Compactも | BUZZAP!(バザップ!)
ついに発熱問題を克服、Xperia Z4は4K動画撮影時でも強制終了しないことが明らかに | BUZZAP!(バザップ!)
格安スマホで激突する「VAIO Phone」「Xperia J1 Compact」、どちらが買いなのか比較してみた | BUZZAP!(バザップ!)
「Xperia Z Ultra」後継機をソニーが開発中、6インチ台の大型スマホに | BUZZAP!(バザップ!)
【さらに下方修正】VAIO Phone、初週売り上げ惨敗 | BUZZAP!(バザップ!)