ドコモ、au、ソフトバンクのiPhone 6s本体価格を比較、ドコモのMNP偏重が浮き彫りに


携帯各社のiPhone 6s/6s Plus販売価格が出そろったため、さっそく比較してみました。詳細は以下から。

◆ドコモのMNP偏重が顕著、携帯各社のiPhone 6s / 6s Plusの本体価格は?
こちらがiPhone 6sの本体価格一覧。16GBモデルはドコモでMNP契約すると最も安くつく上、「のりかえボーナス」適用でさらに最大1万800円値引かれる仕組みに。つまり今回、MNP契約のドコモ版iPhone 6s 16GBモデルのみが唯一実質0円を実現できることに。しかし一方でドコモは新規契約・機種変更には厳しめです。

なお、ソフトバンクの新規契約・MNP時の本体価格は月額417円が割り引かれる「購入サポート」適用時のもので、「スマート値引き」と組み合わせる場合は、スマート値引き増額が優先され、購入サポートは非適用となります。

64GB、128GBモデルはこんな感じ。MNPを重視しつつも、新規契約・機種変更には厳しいドコモですが、全モデルとも10万円を割り込み、契約時の審査がハードルにならない点がポイント。

iPhone 6s PlusでもドコモのMNP優遇は顕著に。「のりかえボーナス」と組み合わせることで、新規契約・機種変更ユーザーより2万5000円も安く買えますが、割引の原資はau・ソフトバンク版より高く買わされる新規契約者でしょうか……

その一方で気になるのがソフトバンク版iPhone 6s Plusの高さ。128GBモデルにいたっては13万円に達しています。

◆SIMフリーiPhone 6sの価格と比べてみよう
ちなみにSIMフリー版iPhone 6sシリーズの本体価格はこんな感じ。全モデル10万円以内に収めたドコモと、SIMフリーモデルよりも高いソフトバンクの価格設定に驚かされました。

・iPhone 6s
16GB:8万6800円
64GB:9万8800円
128GB:11万800円

・iPhone 6s Plus
16GB:9万8800円
64GB:11万800円
128GB:12万2800円

iPhone 6sからSIMロック解除の対象となるだけに、携帯各社ともSIMフリー版を意識した価格設定になっていると思われますが、ここまで差が出てしまうのも面白い事態。

ソフトバンク版は最終的な支払い価格こそ抑えられるものの、「類を見ないほどの高さの本体価格から毎月高額を割り引く」という形であるため、24ヶ月以内に解約する場合、多額の残債を請求される点に注意が必要です。

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