Ingressで勤務中に自陣ポータルを死守し続けた飯能市職員のエージェント、敵エージェントに通報され懲戒処分に
Ingressで職場に存在するポータルを勤務中も死守し続けたエージェントが敵陣営のエージェントによって職場にチクられて懲戒処分になりました。詳細は以下から。
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埼玉県飯能市は16日、約1年間にわたって私有のスマートフォンを使ってゲームを勤務中にプレイしていたとして水道部主任の男性職員を懲戒処分としたと発表しました。
男性職員はGPS機能を使った対戦型陣取りゲーム「Ingress」のエージェントだったということ。敵陣営のエージェントの市民から「飯能市役所を陣取り場所としている人がいる。職員ではないか」との通報を受けて調査し、この男性職員だと判明したとのこと。
この陣取りゲーム「Ingress」はGoogleが開発し、現在は今年8月に独立した「ナイアンティックラボ」が開発・運営を行っているスマホ専用の無料オンラインゲーム(ゲーム内課金なし)。iOS版とAndroid版が存在しています。
参加者はエージェントになり「エンライテンド(覚醒派閥)」と「レジスタンス(抵抗派閥)」に別れ、世界各地に存在する「ポータル」と呼ばれるポイントを自分の属する陣営で取得し、陣地を広げていくことが目的。世界規模での陣営の力関係などから今後のストーリーが決定されるという壮大なゲームシステムです。
Photo by squirrel83
「ポータル」と呼ばれるポイントは人類にとって文化的・芸術的・宗教的に重要な場所が選ばれており、史跡、モニュメント、駅、教会、寺社、街中の不思議なオブジェなどが主に選ばれますが、図書館、郵便局、役所などもポータルとして登録されています。
また「職員は、市役所を攻める他の参加者を必ず妨害していた」とありますが、これはゲームのシステム上自陣のポータルが攻撃された場合に妨害するのは通常の対応となり、妨害自体は自然なこと。勤務中にゲームをし続けていたことのみが問題となります。
ゲームと現実を分けて考えるのは全てのゲーマーにとって最も大切なことのひとつですが、Ingressはそのゲームと現実の境目を曖昧にし、地球全体をフィールドとして争うことが大きな面白みとなっているため、折り合いが難しいところです。
なお、この職員がエンライテンドとレジスタンス、どちら側のエージェントなのかは明らかにされていません。
勤務中にゲーム、市職員処分 対戦相手の市民から通報:朝日新聞デジタル
飯能市職員が勤務中に公共機関陣取りスマホゲーム…市役所攻める参加者を妨害 – 芸能社会 – SANSPO.COM(サンスポ)
(Photo by squirrel83)
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