自分の差別を正当化したい人が使う典型的な論法「I have black friends」とは?
人は誰しも多かれ少なかれ、差別や偏見に基づいた物の見方をしているもの。
しかし今日の社会において、それらは忌むべきものとされているわけですが、それでもなお、自分の差別や偏見を正当化しようとするときに使われる典型的な論法があります。詳細は以下から。
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Urban Dictionary: I Have Black Friends
以下がその論法「I have black friends」の解説。ざっくり言ってしまうと「自分の友達には差別対象もいるから、自分には差別意識が無いんだ」というものです。
The greatest excuse that racists use to try to make it look like they’re not racist. Apparently having black friends negates any racist thing you say.(人種差別主義者が、自身をそうでないように見せるために使う最大の言い訳。どうやら肌が黒い友人を持てば、どのような人種差別的な要素も否定されるようです)
Person 1: Yeah, niggers are always stealing things and killing each other. Fxxk those niggers!(黒人はいつも盗んだり殺し合いしてやがる。×××黒人どもめ)
Person 2: Dude…what’s wrong with you? (あー……大丈夫?)
Person 1: It’s okay, I have black friends. I can say this.(大丈夫大丈夫。俺には黒人の友達がいる。だからこそ言えるんだ)
Person 2: I don’t think it works that way.(いや、全然そうは思えないんだけど)
「私にはLGBTの友達がいるから」「私には○○人の友達がいるから」など、さまざまなものに置き換えることができそうな上記の理屈。もちろんその属性に該当する友達がいるからといって、差別意識が無いということは一切ありません。
しかしわざわざこのような解説ページが公開されるほど典型的な「差別を正当化するための論法」というものが存在することは、頭の片隅に入れておいた方が良さそうです。
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