価格競争で圧倒的な差、4Kテレビで国内メーカーがヤバい

先ほどBuzzap!で4Kテレビがフルハイビジョンテレビと数千円差にまで値下がりしたことをお伝えしましたが、その一方で国内メーカー各社が厳しい戦いを強いられていることが明らかになりました。詳細は以下から。


◆4Kテレビの価格競争で国内メーカーが大差を付けられる事態に
Buzzap!編集部で大手価格情報サイト「価格.com」を調査してみたところ、2016年3月31日15:00現在、メーカー各社の最も安価な4Kテレビを価格順に並べると、以下のように。国内メーカー勢が10万円程度で足踏みする一方で、LGエレクトロニクスが7万円台にまで切り込み、完全にプライスリーダーの座を勝ち取っています。

・LGエレクトロニクス「43UF6900(43インチ、7万6843円)

・東芝「REGZA 43G20X(43インチ、9万8873円)

・パナソニック「VIERA TH-40AX700(40インチ、9万9800円)

・シャープ「AQUOS LC-40U20(40インチ、9万9999円)

・ソニー「BRAVIA KJ-43X8500C(43インチ、11万7773円)

なお、最も安いLGの43UF6900は、エントリーモデルでありながらアップスケーリング機能やUSB外付けHDDへの録画機能、おまけにWebOS 2.0とリモコンを用いた快適操作で各種動画配信サービスを利用できるといった便利機能も搭載。決して安かろう悪かろうではないモデルです。

◆画質を求める層に訴求できる「倍速液晶」でも劣勢、残すはブランド力のみ?
このように、価格面で大きな差を付けられてしまった国内メーカー勢。

それでも映像をガクつきなく、なめらかに表示できる「倍速液晶」など、画質の面では国内メーカーにアドバンテージがあるかと思いきや、LGエレクトロニクスが販売している43インチ4Kテレビ「43UF7710(43インチ、8万2201円)」では2倍速相当の倍速液晶を搭載。

10万円近い値段にもかかわらず、倍速液晶を備えていない東芝の「REGZA 43G20X」やシャープの「AQUOS LC-40U20」にとって、価格・画質面の両方で非常に分が悪い展開となっています。

しかし圧倒的なアドバンテージを誇るにもかかわらず、価格.comの売れ筋ランキングではLGエレクトロニクスのテレビの売り上げはトップ20にすら入らないなど、惨憺たるもの。

おそらくブランド力の違いによるものだと思われますが、国内メーカーの液晶テレビ事業分社化や自社生産撤退、海外への身売り報道などが相次ぐ中、今後もブランドを維持し続けられるのでしょうか。

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