バイクは危険というイメージは過去のものになるかも知れません。詳細は以下から。
バイクは自動車よりも危険である。そんなイメージもいつしか過去のものになりそうです。BMWは100周年を記念してリリースされている自動車のコンセプトモデルの最後のひとつとして未来のバイクのコンセプトを発表しました。
AKIRAの金田のバイクを超える未来的なフォルムが非常に印象的ですが、単に見た目だけの未来さではありません。このバイクはオートバランシングシステムによって転倒することが無く、それゆえにヘルメットも不要になるという画期的なものです。
BMW Group DesignのAdrian van Hooydonk上級副社長は「我々はバイクに乗る上での悪い側面の全てを過去のものにすることをイメージした」「この車両は極めて安全なため転倒することがなく、交通事故は過去のものになるだろう」とこのモデルについて説明しています。
自動のオートバランシングシステムは傾斜角を自動的に調整することでバイクの姿勢を直立に保ち、「スマートグラス」は前方の障害をスキャンしてライダーに前もって警告を発します。
曲がる時には前輪をターンさせるのでは無くハンドルバーを動かすことによって車体全体が移動し、その間はスタビライザーシステムが転倒を防ぎます。
バイクのシートやアッパーフレームカバー、ウィングなどはカーボンファイバーで作られており、サスペンションはタイヤから供給されます。これによって異なった路面のコンディションにも無理なく対応ができます。
また、このバイクは廃棄ゼロのいわゆるゼロエミッション車。ありとあらゆる部分が現在のバイクとはかけ離れており、2輪車であるという点を除けば完全に別次元の発想となっています。動画での紹介はこちら。
The BMW Motorrad VISION NEXT 100 - YouTube
果たしてこうした乗り物を現在のバイクの愛好家たちが好むかは別問題ですが、より安全になることは歓迎されるべきこと。もちろんいくら自分のバイクが安全でも、他の交通が存在している以上、それだけで事故ゼロとなるとは考えにくく、ノーヘルでバイクを楽しめるようになることは余り期待しない方がいいかもしれません。
BMW unveils super-safe motorbike that can't fall over
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