NANDフラッシュメモリが高騰を続けており、SSDやmicroSDカードの値上がりが避けられない情勢となっています。購入するのであれば早めにしたほうが良さそうです。詳細は以下から。
◆旺盛な需要で高騰が続くフラッシュメモリ
NAND flash shortage to spur SSD and eMMC prices, says DRAMeXchange
台湾メディア「DIGITIMES」がDRAMeXchangeの発表を元に行った報道によると、スマホ向けメモリやSSDなどの旺盛な需要を受け、2017年第1四半期にNANDフラッシュメモリの価格が10%以上上昇する見通しだそうです。
すでに2016年第4四半期の時点でeMMCおよびUFSが9~13%、エンタープライズおよびクライアントグレードのSSDが5~10%値上がり。
フラッシュメモリメーカー各社はより大容量、低コスト化が見込める3D NAND技術を採用したモデルへの移行を進めていますが、Samsung以外のメーカーは歩留まりが悪く、思うように移行が進まないのが現状。そこに中国のスマホメーカーによる大量発注が重なり、価格高騰を招いているわけです。
◆一番安いSSD、microSDカードを調べてみた
このままだと欲しいと思った時には大きく値上がりしている可能性も十分に考えられるため、今最も安く買えるモデルを、大手価格情報サイト「価格.com」で容量ごとに調べてみました。もし悩んでいるのであれば、早めに飛びついておいて損は無いかもしれません。
・SSD
まずはSSD。価格破壊がかなり進んだ結果、1GBあたりの単価が最も安いのは500GBモデルとなっています。
500GBモデル「SL300 HFS500G32TND-3112A(SK Hynix)」 1万1980円
750GBモデル「MX300 CT750MX300SSD1(crucial)」 1万8240円
960GBモデル「Blast PBT960GS25SSDR(Patriot Memory)」 2万4949円
・microSDカード
続いてはmicroSDカード。基本的に「メーカー問わず」や発売日が古いものなどを除外した、最新のスマホで使うのにちょうどいいものをチョイスしています。
32GBモデル「EXCERIA THN-M301R0320A4」 1079円
64GBモデル「SDSQUNC-064G-GN6MA」 2050円
128GBモデル「SDSQUNC-128G-GN6MA」 4400円
3000円台で販売されていたこともあった128GBのmicroSDXCカードが軒並み4000円台になるなど、確実に影響しているフラッシュメモリの値上がり。当面値下がりする気配が無い以上、決断は早めにしておきましょう。
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