【豆知識】新しいスマホで古いmicroSDカードを使い回してはいけません



新しいスマホを買った時、ついやってしまうのが「今まで使っていたmicroSDカードを使い回してしまう」というもの。しかしそれは決してオススメできません。詳細は以下から。

◆書き込み速度の遅い古いmicroSDカード、スマホの不具合に繋がることも
まず確認しておきたいのが、「古いmicroSDカードは書き込み速度が遅い場合がある」ということ。

SDカードの転送速度を示す指標として「スピードクラス」がありますが、今でこそ高速な「クラス10(毎秒10MB)」以上のカードを安価に購入できるようになったものの、数年前だとmicroSDカードは高く、今まで使っていたカードが「クラス4(毎秒4MB)」である可能性があります。


しかしこの数年でスマホは大きく進化しており、4K動画や1000万画素以上の写真の連続撮影が可能に。つまり新しいスマホのカメラをフルに生かしたいのであれば、高速転送できるmicroSDメモリカードは欠かせないわけです。

スピードクラス規格/動画撮影のための規格 - SD Association


また、実際Buzzap!編集部でスマホの不調を訴えるユーザーを取材したところ、原因はガラケー時代から使い回してきた古いmicroSDカードで、本体とカードの間でのデータ転送が間に合わず、システムがフリーズを繰り返していました。

◆フラッシュメモリには寿命がある
そしてもう一つ意識しておきたいのが、microSDカードやUSBメモリなどのフラッシュメモリ製品には寿命があるということ。

フラッシュメモリ製品は書き換え回数が上限を超えると書き込めなくなってしまう、データが壊れやすくなるなどの問題が起きるため、大切なデータを守るためにも、スマホと合わせて新調しておいた方がいいわけです。


分かっている人からすれば「何を今さら」と言いたくなるような内容ですが、意外と初心者は分からないもの。身の回りであまり詳しくない人がスマホを買い替える際には、教えてあげたほうがいいかもしれません。

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