HTCから人材の流出が続いています。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、同国のスマホメーカー・HTCのグローバルエグゼクティブバイスプレジデント(VP)、Jason Mackenzie氏が退社したそうです。
Mackenzie氏はHTCで12年間勤めた人物で、2016年1月まではHTC Americaの社長を担当。VP昇格後は既存の事業を強化しながら、新しい戦略的パートナーシップの構築を推進していました。
なお、HTCからの人材流出は今回にとどまらず、2016年後半にはフラッグシップスマホ「HTC One」シリーズの設計プロセスに携わり、VRデバイス「HTC Vive」のチーフデザイナーも務めたデザインチームのディレクター、Claude Zellweger氏も退職。
Zellweger氏は最近、GoogleのVR「Daydream」開発チームに加わったことが確認されたほか、HTC North Asiaの社長を務めていたJack Tong氏も最近辞任していたことが明らかに。Tong氏はHTC Vive事業を推進すべく、販売経路の構築などを担当していた人物です。
「適切な企業体制を敷いているため、個人の退職による業務への影響はない」と回答するHTC。しかしスマホに続く柱となるVR事業に携わる重役が去ってゆくことに、一抹の不安を感じざるを得ません。
HTC confirms departure of its top executive
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