Xiaomiなどのスマホ出荷台数が4割減、部品高騰でさらなる追い打ちも


成長著しい中国のスマホメーカーに、驚くべき事態が発生しています。詳細は以下から。

台湾メディアDIGITIMESの報道によると、中国のスマホメーカーXiaomi TechnologyおよびLeEcoがスマホの部品発注を減らしていることを台湾の携帯電話部品メーカー関係者が明かしたそうです。

部品価格の上昇を受け、Xiaomiはミドルレンジスマホ「Redmi 4」シリーズの価格を平均100人民元(約1650円)引き上げたところ、最近の出荷台数が10%落ち込んだほか、LeEcoも「Le Pro 3」4GBモデルを1799人民元から1899人民元に、6GBモデルを1099人民元から2099人民元に引き上げる事態に。

2社は2016年第4四半期における出荷台数がそれぞれ42.4%、39.5%減になるなど、スマホ市場で苦戦していますが、にもかかわらず、販売台数減につながってでもスマホ本体価格を値上げに踏み切らざるを得ない、厳しい状況であることが分かります。

利幅の厚いハイエンドスマホ向けのチップセット「Snapdragon 821」の供給が間に合わなかったことなども、価格の高騰に影響しているとみられる今回の事態。他社も影響は避けられず、2017年第1四半期のスマホ出荷台数は1億台を割り込むとみられています。

Huaweiなどに国内スマホメーカーが価格競争力で太刀打ちできないことから分かるように、出荷台数が減少する→大量発注できないため、部品の調達コストが上がる→スマホ本体の価格が上がる→競争力が落ちる……という悪循環に陥ることを考えると、当面は厳しい状況が続くことになりそうです。

China market: Xiaomi, LeEco smartphone sales declining after price hikes

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