日本がまだイケイケだった時代。バブルと呼ばれた80年代を彩った「シティーポップ」を集めた秀逸なミックス動画シリーズが話題になっています。詳細は以下から。
60年代や70年代の音楽やファッションがリバイバルしたように、80年代の日本の経済が絶頂期だった頃の雰囲気も一時期10年代の日本に舞い降りました。
実際にはあの頃の栄光など取り戻しようはありませんが、それでもあのキラキラと浮ついた空気とそこで流れる音楽は好き嫌いは別としてひとつの文化であったことは間違いありません。
そんな当時に流行した、都会的なイメージを前面に出した「シティーポップ」も2015年頃からリバイバルを果たし、いまやおしゃれな若者の音楽として認知されるに至っています。
2015年上半期のバンドシーンを振り返る。「シティポップブーム」の本質とは? - レビュー _ CINRA.NET
おしゃれな音楽ここにあり 。おすすめのシティポップ12選 _ Boy.[ボーイ]
ですが、そんなシティーポップのルーツはやはり80年代の(特に前半の)楽曲です。ディスコ、ファンク、R&B、ジャズ、フュージョンの要素を前面に出し、都会的で洗練された雰囲気をまとった音楽スタイルは70年代末からブレイクし始め、第二次バンドブームや渋谷系の台頭する80年代後半に終焉を迎えました。
YouTubeユーザーのVan Paugamさんはそんな当時のシティーポップ楽曲と、80年代から90年代のジャパニメーションのループ動画を用いて3つの「シティーポップ」シリーズのミックス動画を作成しています。
City Pop シティーポップ - YouTube
City Pop シティーポップ パート2 - YouTube
City Pop シティーポップ パート3 - YouTube
Van Paugamさんがキャプションでこれらの楽曲を深夜、長いドライブ、雨の日に歩く時にレコメンドしているのは特徴的です。現在進行形の心境というよりは覚めた夢のような過ぎ去った過去の話なのかも知れません。
日本語を解し、覚えていなくともあの時代を通り抜けてきた日本人としてこれらを聴くのはまたひと味違った体験と言えるかもしれません。懐かしい当時のアニメの映像と共にじっくり流してみるのも良さそうです。
なお、「攻殻機動隊」の映像がありますが、原作が1989年なのでセーフということにしておきましょう。
シンコーミュージック・エンタテイメント
売り上げランキング: 157,071
・関連記事
1977年に発売された「スターウォーズのテーマ」のファンク・ディスコ・リミックス | BUZZAP!(バザップ!)
クラフトワーク「アウトバーン」のために1979年に作成された超サイケデリックなアニメ動画 | BUZZAP!(バザップ!)
【動画】1979年のディスコダンス世界選手権ファイナルがとんでもなくクール | BUZZAP!(バザップ!)
【超貴重】ゴダイゴが1980年にカトマンドゥで6万人を集めたコンサートの衝撃的な映像 | BUZZAP!(バザップ!)
TM NETWORKが3枚組33曲の全てが「GET WILD」のアルバムを発売へ、同曲の30周年記念で | BUZZAP!(バザップ!)