世界で初めてドローンからのベースジャンプ、「ドローン・ジャンプ」に成功


エクストリームスポーツとして知られるベースジャンプがさらに進化しました。これで場所を選ばなくなります。詳細は以下から。

飛行機からパラシュートで飛び降りるスカイダイビングのスリルを極限まで高めた、地上にある建造物や断崖などの高いところからパラシュートを使って降下するエクストリームスポーツ、それがベースジャンプです。

着地点までの高さが極めて低いこと、崖や建物の壁などの障害物が近い事、落下速度が遅いため、パラシュートの展開が難しいことなどから極めて危険なスポーツとされており、実際毎年死者も出ています。

しかし、そんなことで怯むスリルシーカーたちではなく、今度はドローンに捕まってそこからジャンプするという「ドローン・ジャンプ」なるエクストリームスポーツを編み出してしまいました。

この世界初の試みにチャレンジしたのはスカイダイバーのIngus Augstkalnsさん。使われたのは高出力ドローンを開発するAerones社の28プロペラ式のドローンです。Augstkalnsさんは高度330mからジャンプしました。

動画は以下から。

The Worlds FIRST DRONE JUMP - YouTube


見ているとあっという間ですが、それはつまりちゃんとパラシュートを開かなければあっという間に墜落死するということ。この上なくエクストリームです。

なお、Aerones社は自社の高出力ドローンをこうしたエクストリームスポーツ向けだけでなく、レスキュー、運送、農業、建築、消火などに用いることも模索中。

Aerones Drone Human Rescue - YouTube


Aerones Firefighting Drone - YouTube


いつか災害時の救出作業や救援物資の運搬をこのようなドローンが担うことになるのかも知れません。そして、誰でも乗れるおひとり様用の飛行機械の登場も遠い日のことではなさそうです。

I'm Flying, Jack!_ Skydiver Becomes First To Jump From An Ultra-Powerful Drone Copter - Geekologie

・関連記事
「アイアンマン」のように空を飛べるジェットスーツを発明家が自作 | BUZZAP!(バザップ!)

空を飛び、雲を切って滑る新エクストリームスポーツ「ウィンドボーディング」 | BUZZAP!(バザップ!)

どこからどう見ても「鳥」にしか見えない隠密型ドローンが開発される | BUZZAP!(バザップ!)

新発売のドローン「DJI Phantom 4」が障害物回避機能、自動追跡機能を完備して新次元に | BUZZAP!(バザップ!)

もう完全にSF、スイスで「耐衝突構造」を持つ球状ドローンが発売される | BUZZAP!(バザップ!)

こいつ…よけるぞ!ドローンがついに剣撃を回避する能力まで獲得 | BUZZAP!(バザップ!)