前衛的すぎる世界初の焼肉映画「肉が焼ける」が公開へ、登場人物はなし、鉄板上での肉達の饗宴が始まる…
デレク・ジャーマンも真っ青の前衛映画が登場です。詳細は以下から。
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多くの日本人がこよなく愛する焼肉。ひと切れの肉が鉄板に載せられ、焼き上がり、タレを潜り、時にサンチュに包まれて口へと運ばれる。後を追うのはビールなのか…それとも白米?
誰しもが自分の焼肉の食べ方があり、こだわりがあり、思い出があるのではないでしょうか?そんな焼肉を4K映像&スーパースローによる美麗な映像で観客全てが共有する体感型映画が作成されています。
その名は「肉が焼ける」。世界初の焼肉映画とされていますが、それは例えば映画「タンポポ」がラーメンをテーマにしていたような意味合いとは全く違います。
この映画には登場人物はありません。テーブルの上のガスローターが舞台となり、鉄板の上で焼かれる肉の様々な部位がストーリーや起承転結を織り成していくのです。ドキュメンタリーでもあり、環境映像でもあり、それでいて観客がそれぞれの食欲を共振させるという極めて前衛的な発想となっています。
この映画の監督は佐古俊介、三澤友貴、大深一樹の3氏。「我々が観たい『おいしそうに肉が焼ける映像作品がない!』から、自分達で4Kで肉が焼けるところを撮影して、映画を作ってしまおう!!」という、ある意味どストレートなモチベーションによって作成されたのがこの映画です。
「もし4Kという美しい画質で肉が踊るように焼ける様を撮影したらどうなる!?そんな発想から『肉が焼ける!映画化計画』が生まれました!!」とのことで、どうなったかというとこちらのティーザー映像をご覧下さい。
この上なく美しい映像。ジュウジュウと立てる音に、ぷるんとした肉や浮かび上がる油のテクスチャーに狂おしいまでの焼肉愛が詰め込まれている事が分かります。
いったいこんな映像を映画館の巨大なスクリーンと計算し尽くされた音響で体験したらいったいどんなことになってしまうのでしょうか?あまりに蠱惑的、あまりに官能的なこの映像はむしろ「焼肉ポルノ」としてR指定してもよいレベル。
現時点では上映館や上映時期の情報は未定。この映像を何分間にわたって浴びせかけられるのかも不明です。ぜひとも4Dで煙や香りを駆使した上映が行われることを切に願いますが、本当に必要なのは近隣の焼き肉店と提携した割引サービスなのかもしれません。
実際の上映の際は、生活習慣病の発症者は主治医と相談の上で鑑賞することが強く奨励されそうです。
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