aiboに対抗?ボストンダイナミクス社が家庭用犬型ロボット「SpotMini」の新モデルを発表


屋外で一緒に遊べそうですが…?詳細は以下から。

11月1日に新型aiboをソニーが発表して大きな話題となりましたが、「軍事用」ロボット会社として世界的に知られるあのボストンダイナミクス社も家庭用犬型ロボットの新モデルを発表です。

ボストンダイナミクス社はアメリカ国防総省の軍隊使用のための新技術開発および研究を行う機関、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency:DARPA)からの資金援助を受け、軍事用として極めて優秀なロボットを作り続けてきた会社です。

2013年にはGoogleがこのボストンダイナミクスを買収したことがネット上では大きな話題となりましたが、2017年になってソフトバンクが買収していました。

ボストンダイナミクス社は11月13日に家庭用犬型ロボットとして2016年に開発されたSpotMiniの新モデルの動画を公開。中型犬を思わせるロボットが近づいてきてカメラを覗き込んで去って行くというシンプルなもので、「Coming soon」と思わせぶりなメッセージが付蹴られています。

The New SpotMini - YouTube


なお、2016年モデルでは首長竜を思わせるロボットアームが取り付けられており、コップを片付けたり空き缶を捨てるといった動作が可能でした。

バナナの皮で豪快にコケつつも無事に復旧するお茶目な動画が人気になったのを覚えている方もいるのではないでしょうか?

Introducing SpotMini - YouTube


新モデルにはロボットアームが搭載されているように見えませんが、物理的なお手伝い機能は削除されたということになるのでしょうか?

ソフトバンクは「感情・心を持ったロボット」のpepperを開発しており、今回もこの文脈の感情や心を持った犬型ロボットという位置づけになるのかもしれません。

かなりスムーズにやりとりできるソフトバンクのロボット「Pepper」 - YouTube


そうなってくると俄然aiboの対抗馬(犬?)というスタンスも現実味を帯びてくるわけですが、小型の室内犬をイメージしたaiboと、屋外を一緒に散歩できる中型犬を思わせるSpotMiniの対比はなかなか面白い事になってきそうです。

ソフトバンクが11月21~22日に開催するイベント「SoftBank Robot World 2017」にボストンダイナミクス社のCEOで創設者のMarc Raibert氏が基調講演を行うことから、この会場でSpotMiniの新モデルのお披露目があるとの予測も広がっています。

人間がロボットと暮らす日常生活、もしかしたらすぐそこまで来ているのかもしれません。

Boston Dynamics’ latest robot dog is slightly less terrifying

Pepperプログラミング 基本動作からアプリの企画・演出まで
ソフトバンクロボティクス 村山 龍太郎 谷沢 智史 西村 一彦
SBクリエイティブ
売り上げランキング: 30,673

・関連記事
Googleが買収したロボット会社、ボストン・ダイナミクスとは? | BUZZAP!(バザップ!)

ボストン・ダイナミクスのアーム付き新型四足歩行ロボ、バナナの皮で転んでも自動的に立ち上がる機能が人気 | BUZZAP!(バザップ!)

ソフトバンクが感情・心を持ったロボット「pepper」を開発 | BUZZAP!(バザップ!)

最早人間には勝てない…?ボストンダイナミクス社の車輪搭載二足歩行ロボット「handle」が正式公開 | BUZZAP!(バザップ!)

もう人類では勝てない?ボストンダイナミクスの新型二足歩行ロボットAtlasが進化し過ぎている | BUZZAP!(バザップ!)

経団連「武器輸出を国家戦略に」と提言、「戦争法案」の成立を前提に | BUZZAP!(バザップ!)

aiboに対抗?ボストンダイナミクス社が家庭用犬型ロボット「SpotMini」の新モデルを発表
フォローして最新情報を手に入れよう

ハードウェアに関連した楽天商品[PR]