ひとつの時代の終わりと言えそうです。詳細は以下から。
NTT東日本と西日本は2000年に開始した通常の電話回線で高速のインターネットを利用できるサービス「ADSL」を山間部や離島などを除いて2023年を目処にサービス提供を終了すると発表しました。
ADSLは従来の電話回線にモデムを設置するだけで高速でインターネットを利用できるサービスで、現ソフトバンクグループの「Yahoo!BB」をはじめ多くの企業がサービスを展開。2006年3月末には契約者数が1451万件に達し、インターネットの一般家庭への普及に決定的な役割を果たしました。
しかしより高速な光回線の登場や携帯電話の普及によって契約者数は徐々に減少。2017年3月末時点では251万件とピーク時の2割以下にまで減少しました。
これを受けてNTT東西は2023年1月末でADSLのサービス提供の終了を発表。ただし、光回線を引くことが困難な離島や山間部などでは継続するとしています。また、ソフトバンクは「Yahoo!BB」を当面継続するとのこと。
ダイヤルアップで1枚の画像を見るにも数分間を擁していた20世紀のインターネット環境に比べれば、下り8MbpsのADSLですら新幹線に乗っているように感じたという利用者も多かったのではないでしょうか?
NTT東西東西 ADSLを終了へ|NHK 首都圏のニュース
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