売り上げ1位の大人気モデルが正統進化した「Anker PowerCore II 10000/20000」レビュー、PowerIQ 2.0でスマホも本体も急速充電可能に

「Anker 3.0」として9月からロゴを刷新し、スマートオーディオブランド「Zolo」を立ち上げるなど、新たなステージに踏み出したAnker。

そんな同社が2017年上半期にAmazon.co.jpで最も売り上げた人気モバイルバッテリー「Anker PowerCore 10000」の性能をさらに進化させた「Anker PowerCore II 10000」などを発売したため、早速レビューをお届けします。詳細は以下から。


これが「Anker PowerCore II 20000」「Anker PowerCore II 10000」の外箱。

今までの外箱(左)とデザインが変わり、よりシンプルかつ洗練されたものになりました。

まずはAnker PowerCore II 10000から解説。

アメリカでモバイル充電機器ブランドのリーディングカンパニーの座を獲得しているAnker。利用者は実に2000万人を超えており、最近では日本の大手家電量販店、蔦屋家電などでの取り扱いも増えています。

開けてみたところ。本体、ポーチ、microUSBケーブル、保証書、ユーザーガイド……と、内容物はAnker PowerCore 10000のころと変わりませんが、内箱がより凝ったつくりになりました。

Anker PowerCore II 10000本体。滑りにくく手になじみやすいストライプメッシュ加工を表面に施すことで、持ちやすさが向上しました。

さらに充電残量を示すLEDが4→8段階に。今までは残量2の場合「1寄りの2なのか、それとも3寄りの2なのか」で悩まされることがありましたが、表示がより細かくなったことで、よりマネジメントしやすくなっています。

旧モデル「Anker PowerCore 10000」と並べるとこんな感じ。Anker PowerCore II 10000の方が少しだけ長めですが、大きく丸みを持たせたことで、気にならなくなっています。

注目したいのが入出力。新開発の「PowerIQ 2.0」によって出力は5V/3A、9V/2A、12V/1.5A(最大18W)、入力は5V/2A、9V/2A(最大18W)に対応。スマホを急速充電できるだけでなく、Quick Charge対応充電器を使えばモバイルバッテリー本体も4時間ほどで充電できるようになりました。

実際にスマホを充電してみたところ。バッテリーアイコンが急速充電中であることを示す表示に変わっています。

前モデルのAnker PowerCore 10000。こちらは5V/2.4A(12W)出力、5V/2A(10W)入力のため、スマホを充電させてみても、バッテリーアイコンは通常充電時のマークになります。

続いてはAnker PowerCore II 20000。やや縦長の外箱です。

内容物はAnker PowerCore II 10000とほぼ同じ。それにつけても本体の細長さに驚かされます。

残量表示は8段階。

少しユニークなのが、5V/2.4A(最大12W)出力と5V/3A、9V/2A、12V/1.5A(最大18W)出力を備えているという点。入力はAnker PowerCore II 10000と同じ最大18Wで、なんとQuick Charge対応充電器を使えば5時間ほどで充電できます。

12Wの端子で充電すると通常充電。

18Wの端子で充電すると急速充電が行われます。

Anker PowerCore II 20000とAnker PowerCore II 10000を並べてみたところはこんな感じ。

なお、Anker PowerCore II 10000の本体価格は先行して発売されたPowerIQ 2.0対応モデル「Anker PowerCore II Slim 10000」と同じ3299円で、Anker PowerCore II 20000は4799円。

圧倒的な大容量のため、Anker PowerCore II 20000は少し値が張りますが、それでも「5時間ほどでモバイルバッテリーの充電を終えられる」というのはとんでもないことのため、ヘビーユーザーに薦めたい1台となっています。

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