「ゲーム依存症」をWHOが国際疾病分類に登録へ


晴れて「ゲーム依存症」が疾病と認められることになりました。詳細は以下から。

寝ても覚めてもゲームのことばかり考えてしまう。なんなら寝る間も惜しんでゲームに費やしてしまう。そんな「ゲーム依存症」の症状は高橋名人が「ゲームは1日1時間」と唱えたあの時代から知られていました。

その後オンラインゲームが誕生し、自室やネットカフェなどで24時間以上ぶっ続けでゲームに没頭して死亡する事故が海外を中心に報じられることになり、死に至る可能性すら存在する「ゲーム依存症」への関心が高まっていました。

そんな中、世界保健機関(WHO)は2018年に公開予定の国際疾病分類(ICD)の最新版であるICD-11に「ゲーム依存症」を記載することを決定しました。

この分類の最終稿は現在策定中とされていますが、草稿段階ではゲームを行う事が深刻な健康被害に結びつく状態を「ゲーム依存症」と定めています。草稿によると「ゲームの優先度が人生の他の興味の全てに優先する状態にまで拡大した場合」を指すとのこと。

日本語ではそうした人のことを「ネトゲ廃人」などと呼んだりもしますが、スラングではなく正式な疾病と認識されることで規制や治療などの面で少なからぬ変化が起こりそうです。

Video gaming disorder to be officially recognised for first time _ New Scientist

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