【スマホぶっちゃけ評価】Xperia XZ2 Premium、Huawei P20 Pro、Galaxy S9+、AQUOS R2、HTC U12+、ZenFone 5/5Z、honor 10、P20 liteのうち結局オススメは?
先週から2018年夏スマホのカメラ比較(第1弾、第2弾、第3弾)に性能比較、おまけに発熱テストまでお届けしたBuzzap!。
ここで各機種のぶっちゃけた評価をまとめてみることにしました。詳細は以下から。
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◆Xperia XZ2 Premium
「夜景を撮りたいのなら買ってもいいのではないか」と素直に思えた1台。「プレミアムおまかせオート」で星空をキレイに撮れてしまうなど、デュアルセンサーで一日の長があるはずのHuawei P20 Proといい勝負ができています。
動画撮影に至っては各社随一で、花火大会や「今夜星を見に行こう」的なシチュエーションでも安心して連れ出せる1台。ゲームプレイ時の発熱についても十分許容できる範囲のため、やや遅めな発売日を待つ価値は十二分にあります。
ドコモが独占販売したくなるのがよく分かるほど、カメラの出来が素晴らしい1台。人物、風景、夜景など、さまざまなシチュエーションで「外さない1枚」を撮ることができます。暗所撮影性能でXperia XZ2 Premiumと殴り合えるのもこの機種だけです。
Huawei P20 Pro(左)とXperia XZ2 Premium(右)で撮影した真っ暗な茂みの写真。
しかし一方でプロセッサの処理能力は他の機種ほど高くなく、グラフィックを要求する作業では発熱で強制終了してしまうことも。ゲームをガンガンプレイする人にはあまりオススメできませんが、とにかく高画質な写真を撮りたい人には最良の選択肢になります。
Xperia XZ2 Premium、Huawei P20 Proの「カメラツートップ」に挟まれて、今ひとつ存在感を発揮できないGalaxy S9+。しかしぶっちゃけた話、「総合的にバランスのいいスマホ」が欲しいのであれば最もオススメできる選択肢です。
標準、望遠双方で驚くほどキレイな写りを実現できているGalaxy S9+。カメラの性能は決して悪くありません。
さらにスマホの処理能力および発熱テストでもトップクラスのスコアを達成。写真を撮りたい人にも、ゲームをプレイしたい人にも安心して薦められる1台です。
デュアルカメラを写真撮影用と動画撮影用に振り分け、AIでベストショットを撮る、放熱性能は約2倍・最高性能持続時間は約7倍に進化……と、胸躍らせる1台だったはずが、フタを開けてみるととにかくカメラの画質が厳しく、発熱にもさほど強くないという結果に。
ただし日本人ユーザーが望む使い勝手などの作り込み面や、自動で異なる構図の写真を撮影してくれるインテリジェントフレーミングなどの「使いやすさ」に一日の長があるため、「何よりも使い勝手を重視したい」という層にオススメです。
進化したハイスピードIGZO液晶によって動画コンテンツやブラウジングを快適に楽しめるAQUOS R2。通勤中のひとときを充実させるという意味では、かなり有力な選択肢ではないでしょうか。
「夜景撮影全般ではXperia XZ2 PremiumやHuawei P20 ProどころかGalaxy S9+にやや引けを取り、発熱についてはAQUOS R2と変わらないくらい弱い」という結果となったHTC U12+。
しかしマニュアル撮影で長秒露光させてみると「DxOMarkスコア103」という評価に恥じない、トップクラスにキレイな星空が撮れる上、無駄なプリインアプリが少ないなど、かなり玄人好みなスマホであることが分かります。
宝石を思わせる美しいボディに、HTC U11で好評だったノイズキャンセリング機能搭載の高音質イヤホン「HTC Uソニック」や歴代最高音質を実現する高音質スピーカー「HTC BoomSound Hi-Fi Edition」を備えるなど、刺さる人にはとことん刺さる要素を押さえた1台です。
Xperia XZ2 PremiumやHuawei P20 Proといった本格カメラスマホには及ばないものの、意外と暗所撮影に強いZenFone 5シリーズ。
なにより驚かされたのは、「AIブースト」によって同じSnapdragon 845を搭載するGalaxy S9+などの機種を上回る処理能力をはじき出してしまうZenFone 5Zでした。発熱にもある程度耐え、負荷のかかるゲームをガンガンプレイし続けられます。
しかし他のハイエンドスマホが10万円に近い価格設定となる中、ZenFone 5Zの本体価格はわずか6万円台(キャンペーン適用時)。はっきり言ってこの夏ぶっちぎりの高コスパハイエンドスマホです。サブブランドの取扱商品に加えるなど、もっと販路が広がるべきとすら思います。
AIを使って着信音量を自動調整、画面の色味を調整、バッテリー劣化を防ぐ、パフォーマンスを最適化する……など、同じ台湾勢でも「カスタム上等」なHTCとは真逆の「使いやすさ」を追求しているところにも好感が持てます。
さすがにカメラ性能でハイエンドスマホには及ばないものの、デュアルセンサーとAIを使ってそれなりに賑やかな写真が撮れるHuawei honor 10。4万円台前半でこのカメラ性能はぶっちゃけありえません。
さらにプロセッサがHuawei P20 Proと同じものであるため、カメラ・処理能力の両方で「ZenFone 5」「Huawei P20 lite」といった普及価格帯のスマホでは一切太刀打ちできない性能とコストパフォーマンスを実現しています。
今回あらゆる側面で比較対象とされてしまったHuawei P20 lite。あくまでBuzzap!編集部員の独断と偏見ですが、カメラの画質・処理能力ともども値段相応といった感が強く、「フルディスプレイ・デュアルカメラを押さえた低価格スマホ」の域を出ませんでした。
ただ、Huaweiが飛躍的な伸びを見せたことや、国内でのサポート体制が充実したことなどが結実し、「スマホ初心者でも安心して使える低価格端末」の地位を盤石にしたことは素直に褒めるべきポイント。スマホに多くを求めないライトユーザーならまず間違いなく選んで損はない1台です。
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