スマホ向け市場の規模がコンシューマー市場を上回り、日がな一日スマホゲーに明け暮れる人も珍しくなくなってきた昨今、ついに国内向けにゲーマー向けスマホが発売されることになりそうなので、その内容をチェックしてみました。詳細は以下から。
これがZenFoneシリーズでおなじみのASUSが海外市場で発売したゲーマー向けスマホ「ROG Phone」。刺さる人にとことん刺さる、サイバネティックなデザインです。
ASUSのスマホ初となる防水対応。いざとなれば水で冷やすこともできそうです。
ディスプレイはリフレッシュレート90Hz、DCI-P3 108.6%の高色域、10000:1の超コントラストを実現したHDR対応6インチフルHD+(2160×1080)有機ELパネルを採用。
さらに2.96GHzにまでオーバークロックしたSnapdragon 845を採用。一般的なハイエンドスマホよりもさらに処理能力を高めてある、バケモノじみたスマホです。
もちろんステレオスピーカー搭載。ゲームを楽しむために必要なディスプレイ、音、処理能力を兼ね備えています。
そして極めつけが冷却性能。ヒートシンクのベースを中空構造にし、その中に揮発しやすい液体を封入したベーパーチャンバーやヒートスプレッダなど、放熱のために三重構造を採用しています。
側面には各種周辺機器と接続するためのUSB Type-Cコネクタがあり、別売りのエアロアクティブクーラーを使って、本体を空冷することも。発熱でバッテリーが劣化するためタブーだった「充電しながらスマホゲーム」もできてしまいます。
Quick Charge 4.0に加えて、ROG Phone専用ACアダプタを使った急速充電もサポート。4000mAhのバッテリーを35分で60%まで充電できます。
F1.8レンズ、ソニーのIMX363、センサーサイズ1/2.55インチなど、カメラ周りはZenFone 5シリーズと同じ。
さらにディスプレイとのHDMI接続や光デジタル出力端子を使った5.1chサラウンド出力、ギガビットイーサまでサポートするモバイルデスクトップドックや……
ROG Phoneを2台使って本格ゲーミングを楽しむためのツインビュードックなども提供される予定。
WiGigを用いて無線で画面をテレビに映し出すためのドックに至っては、ニンテンドースイッチの上をゆく発想です。
なお、ROG PhoneにはAバージョンとBバージョンがありますが、いずれもドコモ・au・ソフトバンクのプラチナバンドLTEをはじめとした各周波数および通信方式をサポート。どう見ても日本で売る気マンマンのため、もしかすると新型iPhoneが発売されるより前の段階(8月など)に正式発表があるかもしれません。
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