液晶テレビより表示性能が高く、本体も極薄の「有機ELテレビ」はつい最近まで高嶺の花でしたが、十分手の届く価格にまで値下がりしています。
おうち時間が長くなり、テレビの重要性が増した今だからこそ検討してみるのもいいかもしれません。詳細は以下から。
◆11万円台まで値下がりした「有機ELテレビ」
まず見てもらいたいのが、大手価格情報サイト「価格.com」で最も安価な4K有機ELテレビ「OLED55C7P(LGエレクトロニクス製)」。
明暗のコントラストを緻密に表現する「Active HDR」や立体音響技術「ドルビーアトモス」に対応した55インチの大画面モデルにもかかわらず、2020年10月24日14時現在、11万6800円で販売されています。
過去2年分の価格変動グラフ。11万円台に突入したのは今回が初めてです。
より新しい2019年発売の55インチモデル「OLED55B9PJA(LGエレクトロニクス製)」も12万6800円。AI統合の独自エンジンで映像・音声を補正できるほか、GoogleアシスタントやAmazon Alexaなどの音声操作にも対応。かなりバランスの良いモデルです。
◆REGZA、BRAVIA、VIERAなど有名ブランドも液晶テレビと変わらない価格に
有機ELテレビの価格は全体的に下がっており、「REGZA 55X830(東芝製)」も16万8152円に。「レグザエンジン Professional」「有機ELレグザオーディオシステム」など、液晶テレビで培った東芝の高い高画質・高音質化技術が生かされています。
「BRAVIA KJ-55A8F(ソニー製)」は17万9800円。ソニー独自の高画質4Kプロセッサや画面全体を振動させて深みのある音を出す高音質化技術「アコースティックサーフェス」など、AV機器ファンをうならせるギミック満載です。
明部の表現力を増したほか、ドルビーアトモスも採用した「VIERA TH-55GZ1000(パナソニック製)」も17万9800円。テレビの二大巨頭だったパナソニック、ソニーともどもこの価格帯というのは、かなりインパクトがあるのではないでしょうか。
自社パネルでないせいか『AQUOS』を冠していない「4T-C55CQ1(シャープ製)」も18万8000円。8K高画質技術を応用した4K画像処理エンジン「Medalist S1」や有機ELパネルの輝度性能を高める独自の「Sparkling Drive」技術などを採用しています。
ちなみに「価格.com」売り上げランキング2位の55インチ4K液晶テレビ「BRAVIA KJ-55X9500H(ソニー製)」は16万2953円。高画質、高機能モデルにおいて有機ELテレビと液晶テレビの間に価格差がほとんどないことが分かります。
同じLGディスプレイのパネルを使っているものの、各社が液晶テレビで培ってきた高画質化技術の「味付け」によって画質が大きく変わる有機ELテレビ。
値段を優先するか好みの画質を優先するかは人ぞれぞれですが、いずれのモデルも手の届く価格帯になったことは、素直に喜べるのではないでしょうか。
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