「テクノは音楽でありDJはアーティストである」独連邦金融裁判所が判決、ナイトクラブに伝統的コンサートと同等の軽減税率を適用へ


世界各国で新型コロナが猛威を振るい、特にヨーロッパでは感染拡大が再度極めて危険な状況となっています。

そんな中でナイトクラブも他の劇場やコンサートホールと同様に苦境にあえいでいましたが、テクノやクラブ、DJに関する画期的な判決が出されました。

ドイツの伝説的なクラブ、ベルグハインを含む原告団は連邦金融裁判所に対し、現在ナイトクラブに対して19%取られている付加価値税について、伝統的なコンサートホールと同じ7%の軽減税率を適用するように求めていました

10月29日の判決では、ナイトクラブの平均的な客の来場理由が軽減税率の対象かを考える上での主な理由になると指摘。

判決で歌手や楽器奏者が存在しなかったとしても、DJのプレイする音楽を楽しみに来ることは伝統的な音楽コンサートと同等のものであると認めました。

その上で裁判官は「DJは単に他人の曲を掛けるだけでなく、幅広いセンスで機材を用いて自らの音楽を演じ、各自の個性で音の流れを創造している」としています。

新型コロナの惨禍の中で生まれた、ある意味「怪我の功名」とも呼べる判決となりました。

それにしてもこの裁判官、いろいろ詳しすぎるような気もしますが、オフの時は普通に踊りに行っているのでしょうか。

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