本来ならば多くの人々が押し寄せ、フェスティバルも開催される予定だった今夜の南米での皆既日食。
新型コロナが世界を覆い、とても見に行ける状況ではなくなったことを受け、NASAがライヴストリーミングを実施します。
2020年12月14日(日本時間では12月15日の深夜1時~1時20分ごろ)に南米のアルゼンチンとチリでは皆既日食(最長継続時間は2分10秒ほど)を観測することができます。
皆既日食と言えば11年前、日本でも奄美諸島などで観測できたあの時の熱狂を覚えている方も多いのではないでしょうか。
当然今回の皆既日食でも、この日に合わせて世界中の日食ファンたちが南米に飛ぶ計画を立てており、複数の大きなフェスティバルも企画されていましたが、ご存じのように新型コロナのパンデミックにより現地を訪れるのは非常に困難となりました。
そんな中でNASAはNASA TVの「Media」チャンネルにてライヴストリーミング中継を行います。中継カメラの放送開始時間は日本時間14日の23:40から。
またこれとは別に「Public」チャンネルでも日本時間15日0:30からスペイン語での特番「南アメリカ皆既日食2020」が放送されます。
思うままに外出や旅行に行きにくい、ましてや海外旅行なんて…という1年になった今年の締めくくり、大宇宙の営みにしばし目を向けてみてもよいのかもしれません。
(Photo by Junko Fujita)
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