楽天と日本郵政が資本提携し、Amazonへの対抗を狙う模様です。詳細は以下から。
IT大手の楽天と日本郵政が資本提携することが明らかになりました。Amazonのシェアの大きいネット通販や物流の効率化に繋がるデジタル戦略などで関係を強化するとのこと。12日午後に両者が記者会見をして正式発表となります。
すでに2020年12月に楽天は日本郵政傘下の日本郵便と物流事業で業務提携することを発表しており、その効果を高めるための資本提携の判断と見られます。
ネット通販では競合する米Amazonのシェアが大きく、対抗に向けた配送コスト削減が課題となっていました。日本郵政と組むことで配達員の人手不足を解消するとともに、AI利用の配送の効率化つなげる狙いがあります。
楽天はネット通販に加えて銀行や証券など多角的な経営を行っており、郵政グループの持つ物流や金融のノウハウを組み合わせることで事業基盤は全方位的に強化されることにもなりそうです。
GAFAの一角として世界に君臨するAmazonの牙城を楽天が崩すことになるのでしょうか。そして楽天ユーザーはどれくらい配送料値下げを筆頭とする恩恵にあずかれるのでしょうか。
【15:45追記】
両社が資本業務提携を結び、日本郵政が約1500億円を楽天に出資したことを発表しました。楽天に対する出資比率は8.32%で、両社は今後物流、業務のデジタル化、金融などの分野で連携を強めるとのこと。
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