スマホの普及でデータ通信が主流になったとはいえ、今なお重要な機能であることに変わりはない音声通話。まさに電話としての根本的な機能ですが、楽天モバイル版iPhoneで思わぬトラブルが起きていることが明らかになりました。
仕事に使おうと考えているユーザーは特に要注意です。詳細は以下から。
◆楽天モバイルのiPhoneで「着信できない」報告多数
まず見てもらいたいのがツイッター上での楽天モバイル版iPhoneユーザーの声。「発信できて通話もできるのに着信はできない」トラブルに見舞われているユーザーが散見されます。
着信できず、相手には「電話に出ることができません」と案内される非常に厄介なことになっているようです。
かなり困るのが「折り返しの電話が受けられない」点。緊急の用事だと非常に困ります。
「電話を無視している」と誤解されるケースまである上に……
留守電にも不在着信に残らないため、大事な商談などが進められないおそれもあります。
◆iPhone版「Rakuten Link」のレビュー欄も大荒れ
「着信できないどころか不在着信にも残らない」という、電話としての根本的な部分に問題が起きてしまう楽天モバイル。
どうやら楽天モバイルの目玉アプリ「Rakuten Link」を使っているiPhoneユーザーの間で発生しているようで、App Storeでの評価は2.4にとどまっています。
直近のレビューも星1つが数多く投稿されるなど、荒れ気味です。
アプリやiPhoneを最新版にアップデートしても解決しない上、トラブル解決にはiPhoneの再起動が必要とのこと。不在着信が残らないのに、どうやってトラブルが起きていることに気付けるのでしょうか……
他の携帯電話会社と比べて割高な「10分かけ放題(月額1100円)」を使わせるためではないかと邪推する声まであります。
重要な連絡をし損ね、諦めて通常の音声通話を使ったユーザーまでいます。
電話を受けられるようにするためだけに何度も何度も同じ手順を踏まないといけないのは、確かに不便です。
着信拒否を疑われるなど、ビジネスにもプライベートにも悪影響を及ぼす例も。エリアの問題もあるため、音声通話をそれなりに使うのであれば、大手3社の方が良いのかもしれません。
他社に乗り換えたユーザーまで出てしまう始末です。
「根本的な解決策も提示されておらず、自分が今トラブルに見舞われているかどうかも分かりづらい」という、なんとも悩ましい事態となっている楽天モバイル版iPhoneの着信トラブル。
利用しているiPhoneがデュアルSIM対応であれば、基本使用料0円からの「povo 2.0」と通話定額トッピングを組み合わせるなどの自衛策を講じるほかなさそうです。
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