Googleマップに写り込んだマフィアの殺人犯、脱獄20年目にして逮捕


ストリートビューへの写り込みが脱獄犯逮捕の大きなきっかけとなりました。詳細は以下から。

殺人罪で投獄されていたイタリアのマフィア「Stidda」の構成員、Gioacchino Gamminoがローマの刑務所から逃亡したのは2002年のことでした。

Gioacchinoは国境を越えてスペインへ逃亡。Manuelという名前の新たなIDを手に入れ、マドリッド近くのガラパガルでシチリア料理を出すレストラン「Cocina de Manu」のシェフとして新しい人生を送っていました。


Gioacchinoは逮捕された時、「いったいどうやって見つけたんだ?10年以上家族に電話もしていないのに」と驚いたとのこと。

シチリア警察はGioacchinoがスペインに潜伏していると考えて捜査を続け、Googleマップに写り込んだある男性がGioacchinoの特徴と似ている事を発見

その後、2021年暮れにCocina de ManuのFacebookページでGioacchinoの写真をシチリア警察が発見しました。

なお、シチリア警察は「ずっとGoogleマップで探してたわけじゃなく、これまでの長く粘り強い捜査でスペインにたどり着いた。Googleマップは大きな助けになった」とガーディアン紙にコメントしています。

Googleマップでは、現在人の顔には基本的に「ぼかし」が掛けられていることを考えると、本件はシチリア警察の執念の結果と言えそうです。

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