人物や建物の3Dデータが約1/40に、KDDI総合研究所の「点群圧縮技術(PCC)」がすごい



拡張現実やメタバース時代に活躍する技術をKDDI総合研究所が開発しました。詳細は以下から。

「ワイヤレスジャパン2022」のKDDI総合研究所ブース。3D空間を点の集合で表現する「点群圧縮技術(PCC、Point Cloud Compression)」の展示が行われていました。


人だけでなく建物などにも応用できる技術で、多数のカメラによる画像処理やセンサーによる計測技術によって「点群」を取得し、伝送することを目的とした同技術。MPEGでの規格化が検討されています。


通常の写真や動画と異なり、3D空間データはどうしてもファイルサイズが膨らんでしまいますが、点群圧縮技術を用いれば品質を落とすことなくデータ量を1/40にまで圧縮できるように。


会場で行われたデモでは、実際にどれくらいデータが圧縮できるのかが分かるようになっていました。


その中で最も驚かされたのがこちら。1Gpbs(1000Mbps)の動画が実に1/50となる19Mbpsにまで圧縮できています。


なお、KDDI総合研究所は今後リアルタイムエンコーダーを開発し、伝送実験を行う予定。スマホで3D映像コンテンツを手軽に楽しめる未来が近づきつつあります。

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