中古スマホ販売台数が過去最高に、1円iPhoneなどが中古市場に大量流入で


中古スマホ市場の流れを見ることで、激化するスマホ値引き競争の今後が見えてきそうです。詳細は以下から。

MM総研の調査によると、2021年度の中古スマートフォンの販売台数は過去最高の212万台で、前年度比14.6%増となったそうです。

大手キャリアによるiPhone値引き競争の激化に伴い、1円などで販売されたiPhoneがそのまま新品未使用品として国内中古市場に流れ、さらに海外にも多く流出したことが市場活性化につながったとのこと。

iPhoneは、急激な円安の進行で2022年7月に従来モデルが値上げ。「iPhone14」は更に高くなることが予想され、Androidスマートフォンも端末コスト増によって既存モデルや新モデルの値上げの可能性が高いことを指摘。

日々の生活における物価高騰もあって、2022年度以降も高額な新品スマートフォンへの購買意欲は下がり、中古スマートフォン市場は拡大していくとしています。

今秋のiPhone14シリーズを皮切りに新型スマホの高額化が進めば、それに伴って大手キャリアによるスマホ値引き競争も過熱することは必至。

中古市場のみならずこれからの日本のスマホ市場において、明暗が大きく分かれていきそうです。

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