「自社製モデムチップの開発に難航」などを理由に発売時期の遅れが各所で報じられている新型iPhone SE。
どうやら原因は複合的で、何か1つが解決すれば延期を回避できるというわけではないようです。詳細は以下から。
半導体や有機ELなど先端部品の情勢に詳しい韓国メディア「The Elec」の報道によると、iPhone 15シリーズ向けの有機ELディスプレイを受注した中国BOEが品質問題に直面しているそうです。
これはiPhone 15およびiPhone 15 Plusにも搭載されることになった「Dynamic Island」用の加工が上手くいかず、光が漏れてしまうことを受けたもの。
量産を開始する予定の8月までにAppleからのゴーサインが出ない場合、従来通りSamsungとLGが生産を担うとのことで、BOEが年内に1枚もディスプレイを出荷できない可能性すら浮上しています。
また、この品質問題を受けてBOEの受注が有力視されていた新型「iPhone SE(第4世代)」向け有機ELディスプレイの先行きも不透明になったとのこと。
そのためiPhone SEの発売時期は当初予定されていた2024年から2025年へとずれ込むとしています。
低価格を武器に下位モデル向けディスプレイから実績を積み上げていく目論見が外れつつあるBOE。
その結果多くの人が待ち望んでいる廉価版iPhoneの発売が遅れてしまうのは、非常に残念な話です。
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