携帯各社で突出したカバーエリアをauが実現します。詳細は以下から。
◆速報記事
【速報】auがスマホとStarlink衛星の直接通信サービス提供へ、ついに山間部や離島など含む日本全土をカバーエリアに| Buzzap!
◆発表会の様子
まず登壇したのはKDDI高橋社長。
スペースXと共に「もっと、ずっと、つなぐぞ。」を進めていくことを表明しました。
建物の中でもつながりやすい「プラチナバンド」を活用して、ユーザーの生活動線にこだわったエリア作りを進めてきたKDDI。人口カバー率は99.9%です。
そんな中、どうしてもカバーしきれなかったのが日本に数多くある山(1万6667)や島(1万4125)。
日本で住むことができる場所は、わずか33%しかなく……
面積カバー率は60%しかありません。
そんなauのエリアカバーを根本から変えて新次元へと引き上げるのが、今回の業務提携です。
なんとスマホから直接Starlinkの衛星と通信ができるようになります。
「空が見えれば、どこでもつながる」それがauの新しいネットワークです。
コンセプトムービーはこんな感じ。
スペースX社の商用ビジネス部門、シニアバイスプレジデントのTom Ochinero氏が同社の取り組みを解説。
再利用できて、人も貨物も運べる「FALCON」シリーズで宇宙産業のトップに一躍上り詰めた、その技術力がスペースXのアドバンテージです。
衛星インターネットの実力を試すべく日本で「Fortnite」を使って行われたストレステスト。遅延はわずか20~30msにとどまったとのことで、もはや十分に実用レベルです。
そんなStarlink初の試みが、今回KDDIと結ばれた業務提携。
Starlinkのネットワークによって、アメリカなどとつながることもできます。
なお、サービス開始は2024年内を予定。まずはSMS送受信から、その後音声通話やデータ通信も順次対応していくとしています。
KDDIの取り組みまとめ。ざっくり言うと「人口カバー率99.9%超のエリアに、空が見えればどこでもつながる衛星通信を足すことで最強になるよ」というお話です。
ソフトバンクや楽天モバイルも衛星通信の研究開発を進めていますが、圧倒的に先行するStarlinkに追い付くのは至難の業。「海や山に行くならau」となる時代が、すぐそこに迫っています。
なお、Starlinkとの直接通信サービスはauのみならずUQ mobileやpovoでも提供されるとのこと。povo 2.0が非常用のサブ回線として欠かせない、唯一無二の存在になりそうです。
囲み取材の様子はこんな感じでした。
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