【コラム】「iPhone 15」本体価格比較、最安値めぐりauと楽天モバイルが熾烈なバトル

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いよいよ予約受付が始まったiPhone 15。携帯各社が発表した本体価格をまとめてみました。詳細は以下から。

◆「2年で返却」が前提になったiPhoneの価格
まず振り返っておきたいのが昨今におけるiPhoneの価格事情。アメリカでは価格はほぼ据え置きであるものの、日本市場においては最も安価なモデルですら12万4800円。

Appleが100ドルの値上げに踏み切った「iPhone 15 Pro Max」1TBモデルに至っては24万9800円となり、おいそれと一括で買えるような価格ではなくなっています。

そのため今回は、いずれの価格も「いつでもカエドキプログラム」や「スマホトクするプログラム」「新トクするサポート」「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」を適用し、MNPで24ヶ月利用した場合のものです。カッコ内は一括価格を表します。

◆iPhone 15
まずはメインモデルの「iPhone 15」。去年は楽天モバイルが全機種で最低値を記録していましたが、2年で返却するプログラムの割引を適用した価格では128・256GBモデルでauが最安に。512GBもわずか37円差で楽天モバイルと肉薄しています。

さすがに本体価格がここまで高騰すると割引が前提となるためauに分があるものの、どんなに高くても自分のものにしたいのであれば、楽天モバイルは有力な選択肢となりそうです。

・128GB
ドコモ：7万2270円（14万9490円）
au：4万9760円（14万5640円）
ソフトバンク：5万2656円（14万5440円）
楽天モバイル：5万1392円（14万800円）

・256GB
ドコモ：8万2940円（17万2040円）
au：6万570円（16万6780円）
ソフトバンク：6万3936円（16万6320円）
楽天モバイル：6万1880円（16万1800円）

・512GB
ドコモ：10万3400円（21万2300円）
au：8万925円（20万6930円）
ソフトバンク：8万5176円（20万6640円）
楽天モバイル：8万888円（19万9800円）

なお、auは9月22日から11月30日まで、「スマホトクするプログラム」分割支払金の最終回分の支払い不要金額を5060円増額するキャンペーンを行っています。

そのため、12月1日以降はau版の価格はソフトバンク版より高くなり、割引適用時および一括での価格は楽天モバイルが最安値となります。

一方、ドコモは12ヶ月目に機種を返却することで残債の支払いが不要になる「いつでもカエドキプログラム＋」も提供していますが、1年で返す必要があるにもかかわらず4キャリア中最高値は揺るぎません。

◆iPhone 15 Plus
大画面モデルの「iPhone 15 Plus」では全モデルでauが最安値で、楽天モバイル、ソフトバンク、ドコモと続きます。

・128GB
ドコモ：8万2280円（16万8740円）
au：5万8730円（16万3490円）
ソフトバンク：6万2016円（16万3440円）
楽天モバイル：5万9384円（15万6800円）

・256GB
ドコモ：9万3060円（19万80円）
au：6万9770円（18万4850円）
ソフトバンク：7万3536円（18万4320円）
楽天モバイル：7万400円（17万8800円）

・512GB
ドコモ：11万2750円（23万890円）
au：9万355円（22万5360円）
ソフトバンク：9万5016円（22万4640円）
楽天モバイル：9万440円（21万8900円）

◆iPhone 15 Pro
流れが変わるのが「iPhone 15 Pro」の価格。チタニウムボディや「Apple A17 Pro」、3倍ズームなど無印と大きく差別化された上位モデルでは、割引適用時と一括での価格いずれも楽天モバイルが最も安くなっています。

・128GB
ドコモ：9万3720円（19万2060円）
au：7万2645円（18万5860円）
ソフトバンク：7万4136円（18万5760円）
楽天モバイル：7万880円（17万9800円）

・256GB
ドコモ：10万7250円（21万8790円）
au：8万5870円（21万1930円）
ソフトバンク：8万7216円（21万1680円）
楽天モバイル：8万3888円（20万5800円）

・512GB
ドコモ：12万5070円（25万5090円）
au：10万4500円（24万8560円）
ソフトバンク：10万8696円（24万8400円）
楽天モバイル：10万1432円（24万900円）

・1TB
ドコモ：14万3330円（29万1830円）
au：12万3360円（28万5420円）
ソフトバンク：12万8376円（28万5120円）
楽天モバイル：11万9384円（27万6800円）

◆iPhone 15 Pro Max
最上位機種となるiPhone 15 Pro Maxでも楽天モバイルが最安。auも肉薄しています。

6.7インチの大画面や5倍ズームを実現した望遠カメラなどを備えた上位モデルに需要が集中することを見越しての価格設定の可能性も十分ありそうです。

・256GB
ドコモ：11万6160円（23万6940円）
au：9万5300円（23万360円）
ソフトバンク：9万8856円（22万9680円）
楽天モバイル：9万3392円（22万4800円）

・512GB
ドコモ：13万4420円（27万3680円）
au：11万4045円（26万7100円）
ソフトバンク：11万8416円（26万6400円）
楽天モバイル：11万1392円（26万800円）

・1TB
ドコモ：15万810円（30万5910円）
au：13万2790円（30万3850円）
ソフトバンク：13万3056円（29万3040円）
楽天モバイル：12万5384円（28万8800円）

実質価格の比較では、4機種のうちiPhone 15とiPhone 15 Plusでauが、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxでは楽天モバイルが最安値となる結果となりました。

12月以降に購入するのであれば「楽天モバイルを選んでおけば間違いない」となりそうですが、iPhone 15 Pro Maxは歩留まりの問題から品薄なども懸念されているため、上位モデルを確実に手に入れたいのであれば早めの購入が良さそうです。