コントローラからリアルな感触が伝わることでVRや3Dのゲームがさらに楽しくなる技術を、村田製作所が展示していたので、早速レビューをお届けします。詳細は以下から。
CEATEC 2023の村田製作所ブース。
子会社のミライセンス社が開発した、「次世代型3DHaptics誘導牽引デバイス」が展示されていました。
こちらが実機。手におさまるサイズのコントローラが両手用に2基用意されています。
パソコンの画面上にあるコントローラをマウスで動かすと、その動きが手の中のデバイスに反映され、引っぱられたり一定の方向にひねると反発したりといった感触が再現されます。
実際に体感している映像。操作しているのは右手奥側のマウスで、コントローラは手で軽く握っているだけ。にもかかわらずマウスの通りに手が自然と引っぱられたり、ひねる方向に抵抗が加わったりと、「手が勝手に動く」ような不思議な感覚が味わえます。
次世代型3DHaptics技術で再現できるのは「ねじられる・ひねられる(回転力覚感)」、「押される・引っぱられる(並進力確感)」といった動き。
手の中で物体が勝手に動く感覚や、レバーの重さなども再現できるほか、コントローラの動きを遠隔で連携して「一方を動かすともう一方が引っぱられる」といったことも体感できます。
感触をフィードバックすることで、次世代機のコントローラだけでなく「武器を持って戦う」「巨大ロボットを操縦する」といったVRゲームなどへの没入感が何倍にも増すことは間違いなく、これからの応用に夢が広がる技術となっていました。
・関連記事
AR/VRゴーグル「Apple Vision Pro」正式発表、4K解像度やUnityアプリに対応で価格やバッテリーに課題も | Buzzap!
幻の「講談のおそ松さん」も登場、ソフトバンクの「XR(クロスリアリティ)技術」はこんな感じ | Buzzap!
高精細「空中ディスプレイ」を京セラが開発、空間にリアルな映像を投影し触れる操作も可能 | Buzzap!