高精細「空中ディスプレイ」を京セラが開発、空間にリアルな映像を投影し触れる操作も可能


京セラが夢の技術「空中ディスプレイ」の展示をCEATEC 2022で行っていたので、さっそくチェックしてきました。詳細は以下から。

CEATEC 2022の京セラブース。

なんとそこで空中ディスプレイの展示が行われていました。

ディスプレイの前に立つと……

目の前に、精巧にデザインされたリングのような物体が。肉眼だと本当に浮いているように見えます。

視野角に制限はあるものの、高精細なうえ、手で空間に触れて動かすこともできます。


京セラが開発した独自設計のミラーによる光学技術を用いており、高精細でリアルな映像が浮かび上がって見えるとのこと。

またこちらは別の空中ディスプレイ。目の前には空中に浮かび上がる魚が。

その空間に向かって手を延ばしてみたところ、魚が反応。また指を近づけると寄ってくるなどの動作も。

なお、写真に収めるのがとても難しい展示物でした。肉眼でお見せできないのが本当に残念です。


現状では解像度が低いことから、操作パネルといった限定的な用途にしか使われていなかった空中ディスプレイ。

多彩な映像表現力を持つ非接触操作デバイスとして、医療分野や店舗、美術館など様々な用途展開が期待できそうです。

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