「Snapdragon 8 Gen 3」240Hz表示やAI本格対応、ゲーミング性能強化で省電力に、Xperia 1 VI発売確定もシャープ不在でAQUOS R9に暗雲

初めて生成AIに対応し、電力効率も大幅に改善されたクアルコムのプロセッサがお披露目されました。詳細は以下から。


クアルコムのプレスリリースによると、同社は新たにフラッグシップスマホ向けプロセッサ「Snapdragon 8 Gen 3」を製品化したそうです。

Snapdragon 8 Gen 3はGen 1、Gen 2同様に4nmプロセスで製造され、「プライムコア(3.3GHz)+高性能コア(3.2GHz)+高効率コア(2.3GHz)」の「1+5+2」構成に。

新しいQualcomm Kryo CPUにより、処理能力は30%、エネルギー効率が20%向上。またAdreno GPUでグラフィックのレンダリング速度が25%高速化したほか、エネルギー効率も25%向上したとのこと。

初めてシステム全体にAIを導入したほか、デバイス上のみで生成AIを使った画像生成などをリアルタイムに行うことができるようになりました。

また、240Hz表示に対応したディスプレイでの240fpsゲームプレイ、Bluetoothでの24ビット96KHzのロスレスオーディオ、最新モデム「Snapdragon X75」で下り最大10Gbps、上り最大3.5Gbpsの速度を実現したとしています。

採用するメーカーやブランドとして、ASUS、Honor、iQOO、MEIZU、NIO、Nubia、OnePlus、OPPO、realme、Redmi、RedMagic、Sony、vivo、Xiaomi、ZTEが発表。

ソニーは続投となったため「Xperia 1 VI」の発売は確定と考えて良さそうですが、去年とは異なりシャープが名を連ねていないのが気になるところです。

一方、採用メーカーにSamsungが発表されなかったことも去年と同じであるため、クロック周波数を上げた高性能版の「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy(仮)」が搭載されると考えられます。

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