わかっていても混乱する話です。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、Samsungが「第2世代3nmプロセス」の名称を「2nm」に変更したそうです。
Samsungは今年初めには名称変更について関係各所に通知しており、去年の時点で第2世代3nmのプロセッサに関わる契約をしていた会社も書面上の表記を2nmに改める必要が生じていたとのこと。
また、2月に「日本企業のPreferred Networks(PFN)が2nmプロセスを用いたAI半導体の生産委託契約を締結」という報道がありましたが、これも実際は第2世代3nmであったようです。
もともと「nmプロセス」という名称は割といい加減で、Samsungに限らずTSMCなども実寸法に即していないネーミングを用いることもあるのが実情ではあります。
しかしnmの壁を超えてA(オングストローム)に指標が移りつつあり、各社の微細化技術についても注目が集まる昨今の事情を考えると、なかなか大胆とも思える今回の決定。
背景にはマーケティング戦略もあると思われますが、実際に2nmプロセスが実用化した際にはどう呼称するつもりなのかも気になるところです。
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