スマホ事業の存続そのものが危ぶまれるほど苛烈な制裁の中、自社で5Gに対応したプロセッサ「Kirin 9000s」の開発にこぎつけたHuawei。
搭載スマホ第1弾「Mate 60 Pro」が中国市場でAppleのシェアを急減させるほどの快進撃を進めていますが、さらにテコ入れが行われるようです。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、Huaweiがまもなく最新スマホ「P70」シリーズを発表するそうです。
ラインアップはHuawei P70、P70 Pro、P70 Artの3機種。そのうちP70とP70 Proは昨年発売されたMate 60 Proと同じ「Kirin 9000s」が搭載されることが明らかになっており、P70のGeekBenchスコアはシングルコア1243、マルチコア3840です。
コア構成も高性能コア(2.62GHz)×2、パフォーマンスコア(2.15GHz)×6、高効率コア(1.53GHz)×4と、Kirin 9000sと同じであることが分かります。
そして興味深いのが最上位モデルにあたるHuawei P70 Artのプロセッサ。シングルコア1784、マルチコア4589と大きくパフォーマンスが引き上げられています。
高性能コア(3.19GHz)×1、パフォーマンスコア(2.75GHz)×3、高効率コア(2.02GHz)×4と、Snapdragon 8シリーズに似た構成に刷新されています。
製造プロセスが7nmから5nmへと進化したのかどうかについても注目が集まるHuaweiの新型プロセッサ。
もし微細化できていればiPhone 13の「Apple A15」と同じプロセスにまでキャッチアップできたことになるだけに、続報が待たれます。
・関連記事
ファーウェイが格安スマホ新ブランド「Huawei Shine」立ち上げへ、独自開発の「Kirin 8000s」や目に優しい有機EL、高画質カメラなど充実の内容で低価格に | Buzzap!
ファーウェイ「Kirin 9010」P70シリーズに搭載へ、アメリカの制裁克服し5nmプロセス採用でさらに進化か | Buzzap!
ファーウェイが格安スマホに「Kirin 8000」搭載か、独自プロセッサのラインナップ拡充で本格普及へ | Buzzap!