折りたたみスマホのパイオニアであるにもかかわらず、HuaweiやZTEといった中国メーカーの低価格攻勢に押されつつあるSamsung。
そんな状況を打開するためか、今までと異なるアプローチを導入することが明らかになりました。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、今年投入されるSamsungの最新折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip6」「Galaxy Z Fold6」はデュアルプロセッサ方式を採用するそうです。
これはGalaxy S24などと同じように販売地域ごとにプロセッサを変更するもの。従来と同じクアルコムのSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxy版と、初の自社製プロセッサ採用となるExynos 2400版が発売されるとのこと。
背景としてExynos 2400搭載の「Galaxy S24+」がSnapdragon 8 Gen 3搭載の「Galaxy S24 Ultra」を処理能力および発熱の少なさで上回るなど品質が大きく向上したことや、そもそもSnapdragon 8 Gen 3が高価なことが挙げられています。
「クアルコムに支払うお金を自社の半導体事業が成長するよう振り向けられる上、製造コストを抑えることで製品の値下げも期待できる」と考えると、なかなか悪くない今回の試み。
その立役者となったExynos 2400が一定の成功を収めたことを強力な追い風に、Exynos 2500は「世界最高性能」すら視野に入ったとされていますが、ここで厳しい舵取りを強いられるのがクアルコム。
すでにSnapdragon 8 Gen 4が史上最高価格になると確定しているため「それでも選ぶ価値がある」とメーカーおよび消費者を納得させられるのかどうかに注目が集まります。
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