縦長画面続投の「Xperia 10 VI」実機レビュー、処理能力ついに向上でスピーカーもさらに進化、3年のバッテリー持ちや上位機種で人気の動画編集機能も


先週発表されたソニーの最新ミドルレンジスマホ「Xperia 10 VI」の実機レビューをお届けします。

前機種でまさかの続投となり不評も見られたプロセッサもしっかり刷新されたのみならず、スピーカーやカメラも進化しバッテリー持ちも向上しました。詳細は以下から。

Xperia 10 VI本体。19.5:9に変更された「Xperia 1 VI」と違い、従来通り21:9のアスペクト比を採用した60Hz対応6.1インチフルHD+(2520×1080)有機ELディスプレイ搭載のミドルレンジスマホです。

縦長画面を生かしてマルチウィンドウを楽しめるほか、動画再生時に画質を最適化する機能も備えています。

6GBメモリと128GBのストレージ、5000mAhのバッテリーは据え置きですが、Xperia 10 IVから使われていたAnTuTuスコア約44万のSnapdragon 695は、スコア55万で「AQUOS sense8」にも搭載されている「Snapdragon 6 Gen 1」に刷新されました。

右側面には指紋認証センサーを内蔵した電源ボタンと音量ボタン。

左側面にはカードスロット。microSDカードで1.5TBまでストレージを拡張することもできます。

天面に3.5mmのイヤホン端子を備える点や、底面にUSB Type-C端子がある点は前機種同様。

上下に配置されたステレオスピーカーは進化し、よりリアルでクリアな音を表現できるようになりました。

もちろん前機種同様にLDACやハイレゾ、ソニー独自のAI技術で圧縮音源でも高音質で楽しめる「DSEE Ultimate」にも対応しています。

背面カメラは4800万画素広角(F値1.8)と800万画素超広角(F値2.2)の2種類。「Xperia 1 V/5 V」でも好評だったという、写真や動画をクリックするだけで音楽と合わせたショートムービーを作成してくれる「Video Creator」機能も使えます。

望遠カメラが廃止された代わりに、広角カメラで光学2倍相当のクロップズームを利用できるようになりました。

触ってみたところ。プロセッサが刷新されたこともあり、レスポンスは悪くない印象です。


簡単操作で消費を抑えてくれる「STAMINAモード」と刷新されたプロセッサにより、2日の電池持ちを実現するXperia 10 VI。

バッテリーの負担を少なくするため、90%で充電を止める機能や……

充電器に長時間接続しているパターンを学習することで、放っておいても負荷を抑えてくれる「いたわり充電」機能により3年経過してもバッテリーが劣化しにくいとされています。

カラーはソフトトーンのブラック、パウダリーなホワイト、清涼感のあるブルーの3パターン。「持つ人を選ばない柔らかな色調」を目指したそうです。

本体のカラバリと同様に3種類が用意されたスタンド付きXperia純正カバーも別売りで提供されます。

・Xperia 10 VI
ディスプレイ:6.1インチフルHD+(2520×1080)トリルミナス有機EL、60Hz表示対応
CPU:Snapdragon 6 Gen 1
RAM/ROM:6GB/128GB、microSDで1.5TBまで拡張可能
背面カメラ:4800万画素広角(26mm、F値1.8)、800万画素超広角(16mm、F値2.2)
前面カメラ:800万画素(F値2.0)
バッテリー容量:5000mAh
オーディオ:フロントステレオスピーカー、3.5mm端子
通信:Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2
サイズ:68mm×155mm×8.3mm
重量:164g
その他:USB Type-C、防水IPX5/IPX8、防塵IP6X、おサイフケータイ、NFC、指紋認証

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