搭載スマホの最低価格がおよそ9万7400円からになると見込まれている「Snapdragon 8 Gen 4」。
高くなるならその分高い性能を求めたいものですが……。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、Snapdragon 8 Gen 4はベンチマークでのマルチコアスコアが7300だったそうです。
このスコアはiPhone 15 Proに搭載されるA17 Proをやや上回るものの、現行のSnapdragon 8 Gen 3とほぼ同じもの。CPUの電力効率も1割しか改善していないとされています。
一方でGPUの電力効率は優れており、Dimensity 9300のピークパフォーマンスと同等の処理を半分の消費で実現できるとのこと。
とはいえ次世代のDimensity 9400は価格据え置きで処理能力が大きく向上し、発熱も抑えられる見込みなことから、かなり立場が危ういかもしれないSnapdragon 8 Gen 4。AIを重要視する昨今で処理能力があまり変わらないのもマイナス要因になりそうです。
さらに、低価格ながら高性能を実現するDimensity 8400の存在からも価格競争が激しくなる可能性は高いため、のちに生み出されるSnapdragon 8 Gen 5(仮)を待った方が賢明かもしれません。
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