Pixel 9「シリーズ最低のパフォーマンス向上」に、Snapdragon 8 Gen 1すら下回るおそれ

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少なくとも処理能力は期待できないと考えたほうが良さそうです。詳細は以下から。

海外メディアの独占報道によると、Pixel 9シリーズに搭載されるTensor G4は大型コアがG3から1つ減って3つになるそうです。

これはGoogle内部の情報提供者が明かしたもので、シングルコア性能はCortex-X3からX4へアップグレードされることで11％向上するものの、マルチコア性能はわずか3％しか向上しないとされています。

・Tensor G4
Cortex-X4×1、Cortex-A720×3、Cortex-A520×4

・Tensor G3
Cortex-X3×1、Cortex-A715×4、Cortex-A510×4

なお、Tensor G4の処理能力がさほど高くないことは以前から報じられており、先んじて明かされたAnTuTuベンチマークスコアは1071616と、Snapdragon 8 Gen 1搭載の「Galaxy S23 FE（左）」にすら及ばないとされています。

発熱や消費電力を抑えつつ処理能力を引き出せる、新たな半導体パッケージング技術「FOWLP」によって製造されるほか、モデムがExynos 5300から5400へとアップデートされることでエネルギー効率が50％改善するTensor G4。

パフォーマンスではなく低発熱、低消費電力を追求した結果と考えれば、順当な内容なのかもしれません。

なお、Pixel 9a向けのTensor G4は引き続きExynos 5300搭載となる見通し。モデムの発熱や消費電力が廉価版との差別化要因となるようです。