スマホ向け高性能プロセッサを巡る構図が大きく変わるかもしれませんが、実現には強大な壁が立ちはだかります。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、Xiaomiの自社製プロセッサが来年にも発表されるそうです。
プロセッサは最先端の3nmプロセスで設計され、すでに量産前の最終段階に入っており、あとは製造を請け負うファウンドリ企業を探すだけとのこと。
サムスンが3nm半導体の製造でいまだに苦戦していることを考えるとTSMCが最有力になりますが、ここで問題となるのがアメリカとファーウェイとの関係。
ファーウェイの成長を全力で阻止するアメリカは、現在TSMCに対しても中国企業への7nm以下の半導体提供を禁止している状況です。
しかしXiaomiが最先端のプロセッサを手がけられるようになれば、制裁下のファーウェイも容易に入手出来るようになるため、アメリカが阻止に動く可能性も十分ありえます。
特に激しい制裁措置を決定したのはドナルド・トランプ前大統領なため、政権移行後に動きがない方が不自然かもしれません。
一方でXiaomiが独自プロセッサを使った従来より低価格かつ高性能なスマホを作れるなら、日本を含めた多くのユーザーにとっては喜ばしい話。開発そのものには大きな期待があつまりそうです。
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