『黄金時代は過ぎた』とまで評価されたiPhone 15の後継機種が、さらに厳しい状況に立たされています。詳細は以下から。
まず見てもらいたいのが調査会社「Canalys」のレポート。iPhoneの最大消費地である中国で、新型コロナウイルスの影響などで伸び悩んでいたスマホの販売台数が2024年に一気に回復基調にあることが分かります。
日本では馴染みのないvivoが伸びを見せた2024年。しかし最も恐るべきなのは2022年第1四半期に地を這っていたHuaweiがAppleやXiaomiなどの世界トップメーカーと渡り合えるほどに復調していることです。
その結果、2024年の中国市場はvivo(17%)、Huawei(16%)、Apple(15%)の順番になってしまいました。
興味深いのが第4四半期の比較。iPhone 15が発売された2023年に1750万台を出荷して断トツ1位だったAppleは、トップ5で唯一前年比マイナス25%の1310万台に。分かりやすく言うと、iPhone 16がそれだけ不人気というわけです。
ちなみに2024年トータルのスマホ出荷台数およびシェアはこんな感じ。Huaweiの出荷台数が前年比37%増と、まさに破竹の勢いであることが分かります。
政府機関や複数の国営企業に対して、外国製スマホを職場に持ち込まないよう中国当局が指示したことがじわじわとボディブローのように効いているとみられるiPhoneのシェア低下。
しかし一番大きな要因は、厳しい制約を課せられた中で見事返り咲き、折りたたみ先駆者のSamsungに先駆けて世界初の三つ折りスマホを製品化してみせたHuaweiはじめ、メーカー各社が「iPhoneより面白いスマホ」をリリースしているからではないでしょうか。
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