1991年に初めて商用化された通信サービスが、34年の時を経て終了することが明らかになりました。
なんと先進国での話です。詳細は以下から。
◆ついにアメリカで「2G」サービス終了
まず見てもらいたいのが、海外の大手掲示板「Reddit」に寄せられたアメリカの携帯電話会社「T-Mobile」ユーザーの投稿。
T-Mobileが2月9日をもって2Gサービス(GSM)の提供を終了することを案内したもので、移行を促すため無料の5Gスマホを提供することが告知されています。
なお、T-Mobileは2022年7月1日に自社の3Gサービスを終了したほか、2022年には吸収合併したSprintのLTEおよび3Gサービスを終了。4G/5Gへの移行が進む中、今なお残っていた2Gサービスがようやく幕を下ろすことになります。
◆日本ではほぼ全てのキャリアが4G/5Gに移行済み
ちなみに日本国内の携帯電話各社が旧世代のサービスを終了させたタイミングはこんな感じ。
LTEとの相性が悪いCDMA2000方式の3Gを採用していたKDDIが最も早く4Gへと移行を済ませており、車載など業務用途での採用数が多かったドコモが一番最後までサービスを続けている形です。
・ドコモ
2G(mova):2012年3月31日
3G(FOMA):2026年3月31日
・KDDI
2G(cdmaOne):2012年7月22日
3G(CDMA 1X WIN):2022年3月31日
・ソフトバンク
2G:2010年3月31日
3G:2024年7月31日
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